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リーダーシップが問われるとき

先日は久しぶりに息子たちが卒園した幼稚園へ。

私も息子たちも大好きなこの園では、母たちのボランティアとして運営されている20ほどのサークル活動があり、そのひとつに子育てについて悩みを共有したり相談や学びを得る目的の卒園母向けのサークルがあります。

そのコミュニティにかれこれ6年ほど関わらせてもらっていて、今年はそのリーダーをさせていただいています。

その日は各サークルリーダーたちと園長先生が集まり、例年なら活動が始まっている時期ですが、ようやく幼稚園も登園が始まって少しずつ日常を取り戻しつつあるところで、これからどんなふうにサークル活動を進めていったらよいかを話し合いました。

いろいろな意見や不安が出る中、私が感じたことは、

皆それぞれリスクに対しての危機感や気になるポイントも違うということ。

自分は何を大切に考え、何を優先するのか。

その上で、自分で選択した答えを正解にしていく。


このサークル活動は任意参加で、クラスや学年を越えたお母さん同士のつながりを得られること、そしてたくさんのモノが簡単に手に入る世の中だけれど、なかなかそれを作っている工程や材料などを目にすることがない中で、子どもたちに見えるかたちで味噌を作ったり、梅干しを漬けたり、土から器を作ったり、野菜を育てたり、そんな姿を母自身も楽しみながら保育中の子どもたちに見せられること。

息子たちが在園中は、いろいろなサークルに参加してほぼ毎日のように子どもと一緒に幼稚園で過ごしながら、何もないところからモノを作りだすということの楽しさと、その大切さを実感し、とても大きな意味がある活動だなぁと感じています。
 
そんな根っこを育てる活動をどうリスクを回避しながら、何を大切にしてどんなスタンスで進めていくのか。

答えはひとつではないし、簡単ではありません。

でも、だからこそ、それぞれのリーダーシップが問われるときなのだと思いました。


皆がそうするからそうする、誰かに言われたからやったりやめたりする。それはその責任を人にとってもらおうとすること。

自分で選択して自分で責任をとることが、自分の人生を主人公で生きるということ。

誰かのせいにして人に責任をとらせようとしても誰も自分の人生の責任はとってくれません。

このサークル活動にしても、幼稚園や学校や習い事に行くいかない、何かに挑戦するのも諦めるのも。


自分で選択するくせをつけることが、これからは親も子も今まで以上に必要なことだと思います。

日常の中でも朝、目覚ましを止めてまた寝るのか起きるのか、何を着るか、朝ごはんは何を食べるか、何時に家を出るか…ほんの小さなことから、大きなことまで人は一日のうちに35000回以上の選択をしているそうです。

まずは小さな選択ひとつから、自分はどうしたいのか?を考えて選ぶということを意識して主体的な自分でいること。

その自立の上でなければ、リーダーシップは発揮できないですもんね。

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