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2023.07.23【元ジャニーズJr.  石丸志門さんに聞く(第1部)】/「ジャニーさん、ごめんね」/でも僕は告発するよ/ジャニーズ事務所にいま求めたいこと<司会・尾形×望月>

当事者の会代表の平本淳也さんの活動は暴露本扱いされている期間が長かったが、5年程前からBBCとの交渉があった。そのBBCの放送が今年の3月、告発者が続々と出てくる中で、石丸さんはカウアンさんの年齢を見て驚きを隠せなかった。流石に、歳を重ねてからは(性加害を)していないだろうと思っていた。

それがずっと続いていたのかと驚きがあった。もしこのことを知っていたらジャニーズには入らなかったという発言も衝撃を受けた。ジャニーズに関わるブログを2006年から800本(ジャニーズ万歳な内容のみ)の記事を書いていた。2004年鬱病を発症してから、日中に何かリハビリを兼ねてできることとして。

平本淳也さんは暗部を暴露していたが、それの逆でジャニーズの輝かしい部分を書こうと思った。途中からジャニーズ評論家を勝手に名乗って、段々取材が入るように。ジャニーズJr.時代、黄金の3年間だったと伝えていた。ひとりでも多くの人にジャニーズの素晴らしさを理解してもらいたいという気持ち。

4/12のカウアンさん記者会見から、ニュース番組の報じ方を見ていた。 特に東山さんと城島さんの発言を注目していた。東山さんがジャニーズという看板について触れた。踏み込んだと思うが、他人事感満載で認めてもいないと感じた。つまり論点のすり替えであり、これは有耶無耶にされるなと。

石丸さん「あなたあのとき合宿所にいたよね」「Jr.が合宿所に泊まりに来ていたのも知っているよね」 被害者の立場で会社を突き放した立場でも言えたのに、一歩引いた客観論であり、ジャニーズの最年長アイドルである東山さんがそう言うことで幕引きを図る意図を感じた。

カウアンさんは大きな記者会見での告発だったので、説得力が伝わってきた。若い人達にこんなことをさせてしまって申し訳ないという思いがある。東山さんの発言を見て、傍観しているのは加害者側であると感じた。東山さんが言わないのなら、同じ年代の僕が言うしかない。

5/21ブログの記載「ジャニーさんごめんね」の意味、「これからはジャニーさんを庇うことはできないよ」というお別れの気持ち。

石丸さんは大学卒業後、今から振り返ればブラック企業ばかり勤めてきた。36歳結婚後、初めて女性と共にする幸せな生活を知り、ある意味ホッとする時間ができるようになり、すると、ガタガタと崩れていく感覚になった(バランスを崩した)突然体調を崩し、心療内科へ。

性加害の記憶自体はずっとあったが、違うことで何かで心を埋めるようになっていた。異様な働き方、いつからか不眠症になっていた。若い頃は寝ないで仕事に行くようなことをしていたが、30後半で身体的にも精神的にもリカバリーが必要になってきた。トリガーは仕事の多忙だったが、2004年鬱病と診断。

退職し休養していたが、転職しても最大3年しか保たずいつまで経っても鬱病が完治しない。色んな治療メソッドはあり試したが、一向に良くならず。どうしてなんだろうと20年間思っていた。性被害の告発をして、通院先でも伝えした。寝る前暗くすると、ジャニー喜多川の足首を触る感触を思い出す。

毎晩、足首がゾワゾワすると心療内科の先生に言わせるとPTSDの症状。PTSDが元凶にあっての鬱病であることが発覚した。神戸のトラウマ専門家によると、足首を触る感触を掻き消すための足を擦る行為は良いと言われた。「出て行けジャニー」と思いながら。

昼間は、一度だけあった後ろでの行為を思い出してしまうので、テレビは付けっぱなしで過ごしているそう。何千人いるか分からない後輩の中で、声をあげられない人達のために、何も失うもののない自分が頑張れる時は頑張りたいという気持ち。

PTSDが元凶と知らなかったときの方がメンタルは楽、今の方が辛い。トラウマの対処は教えてもらったが、トラウマ自体は無くなることはない。性被害を受けた感触や記憶は細かく蘇ってくる。通過儀礼と当時は思っていたが、立派な性犯罪である。特に人の心を麻痺させる、おかしくさせるのは、心の殺人。

合宿所でみんなでガヤガヤと話していたとき、電気が消えた瞬間シーンと静まり返る。

今のジャニーズ事務所の対応については、全く嵐を過ぎるのを待っているとしか思えない。週刊誌が花火を上げてもいつかは打てなくなる、いつかは有耶無耶になってという計算が透けて見える。そうはさせないという気持ちから当事者の会が発足。

ここ1ヶ月程度で当事者の会のメンバーは繋がった。橋田さん土田さんとは連絡を取っている。独自でやりたいという明確な意志があるので見守る。集団の力でやろうとしていることは、ジャニーズ事務所に対して組織として統一見解を訴えかけていく、それに応じて欲しいスタンス。

再発防止特別チームからはブログに書き込みがあり、知らない弁護士事務所に連絡してくださいとあり。事務局があるという話は聞いていないので、本当の事務局の人か分からないが、仲間内で確認できた。再発防止特別チーム3人+事務局スタッフ1人で、当初スタッフの弁護士へ話すと言われたが、

石丸さんが3人が揃ってでないとという条件をつけた。条件は飲んでくれたが、1ヶ月後にヒアリングの予定。国連の調査については、ジャニーズ事務所のことだけでなく、国家的なこと。アメリカ基準で考えれば、トップニュースで毎日報道されるレベル。そもそもスポンサーやテレビ局も止めるような事態。にもかかわらず、日常通りに CMは流れ、タレント達は通常営業している。ネットレベルでは騒がれるが、地上波では報道がほぼない。 山下達郎・デヴィ夫人の発言、グローバルスタンダードとしてアウト、海外から日本はどんな野蛮な国なんだと思われる。海外ならバッシングされ、穏便に済まされない。

ひとりでは挫けていたと思うが、今は仲間がいるから耐えられる。当事者の会の動きによってテレビ局の取材も動き出した。日テレも動き出した。テレ東テレ朝は動きがない。テレ朝は動かないでしょうし、動いたら東山さん発言はどうするんだ?と思う。

国連がジャニーズ事務所へもヒアリングする。ジュリー氏白波瀬氏体制であるが、きちんとマスメディアに報じられるのか疑問はある。世論が圧倒的になってから初めて政府は動くのでは。選挙情勢には関係ないと思われていることが悔しい。だから、政府は動いてくれないと思っている。

性加害について、ジャニーズが海外進出できない理由でもあったと思う。加害者が亡くなっていても、傍観していた役員は企業責任で罪に問うことはできると思っている。最終手段として訴訟はあるが、訴訟ありきではない。まずは話し合いのテーブルについて、謝罪しましょうよ。

当事者の会として、会見の形になるかは不明だが、国連の記者会見についてコメントする可能性はある。どのタイミングで当事者の会として記者会見をすれば効果的か検討している段階。寄付金を募るページをオープンする、1年単位で透明性を持って収支を毎月報告する予定。余りがもし出たらNPOに寄付など。

報道が少しずつ動き始めて、どんどんジャニーズ事務所は不利な方へ。一刻も早く、記者会見と謝罪をすべき。現在7人だが、まだ水面下で加入予定者も。ひとつのポイントは24時間テレビまでに報道し始めてくれることを願っている。記者会見は大きな場でできればと検討中。

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