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白ワインはシャルドネ以外の方好き

そうです。家飲みはほとんど白ワインです。(しかも自社ワインばっかり飲みますけど)シャルドネ以外の方が多いです。大した理由はないですけど、家飲みは安いのが多いから。そうするとシャルドネ以外が多くなりますね。そして最近ハマってるのは、ワシントン州デリール・セラーズのシャルール・ブランです。(私の家飲みにしては高めです。)

ちょっとだけここで紹介しました。↓

そのシャルール・ブランを造ろうとワイナリーが決めて、修行(?)に出た際のワイナリーの記録がワイナリーのブログに書いてあったので、ご紹介します。何が面白いって、ワシントン州最高のボルドー・ブランを造ろうと思ったから、ボルドーの一流シャトーに行って、造り方を聞きに行きました!!いっぱい学べました!!と普通に書いてあります。ニューワールドのワイン造ってる人たちのこんな精神が好きです💕わからんから、目標にしてる人たちがいるから、会いに行こう!聞きに行こう!わからんかったら教えてもらおう✨ホントその通り。自分で調べるもの大事だけど、知らないのが当たり前なら、聞いたらええねん。といつも思います😁

では以下、また長いですけどよかったら。アトこのワインを扱っていただいてる酒販店様、レストラン様。どうぞ自由にコピペしてください!ネタにしてください!(長いですけどw)

アメリカでNo.1のボルドースタイルの白ワインを作る

創設者3人 左からグレッグ・リル、クリス・アップチャーチ、ジェイ・ソロフ(現在)

シャルール・ブランは、長年にわたり、ワイン愛好家、鑑定家、コレクターの間で人気を博してきました。このボルドースタイルの白ワインは、フランスの伝統的なブレンディング技術とワシントン州のユニークなテロワールが融合した、世界に誇るワシントンワインです。ワイン評論家のスティーブン・タンザーは、「このソーヴィニヨン・ブランとセミヨンのブレンドは、オークで造られた最高級のボルドー白ワインに比類する」「質感、純度、複雑さ、香ばしさ、熟成の可能性において、ワシントンのワインとして全く異彩を放っている」と絶賛しています。

1995年の初ヴィンテージ以来、シャルール・ブランは3つの政権にわたってホワイトハウスでサーブされ、デリール・セラーズで最もファンに愛され、影響力のあるブレンドのひとつです。

ワシントン州初の白ワイン用ボルドー・ブレンドのパイオニア

デリール・セラーズは1992年に設立、シャルール・エステートD2という2つのボルドースタイルの赤ブレンドのパイオニアとなりました。これらのワインはレッド・マウンテンAVAを中心に、コロンビア・ヴァレーで特に評価の高い畑の最高級のブドウを使用して造られています。その後デリールは、コロンビア・ヴァレーのサブ・アペレーションであるヤキマ・ヴァレーのスナイプス・マウンテンAVAに位置する歴史的なブドウ畑から、もう一つのボルドー・ブレンド、ハリソン・ヒルを造りました。

ロバート・パーカーJr.を含む主要な評論家たちからこの3つの赤ブレンドで国際的な名声を得た彼らは、今度はフランスからインスピレーションを受けた白ワインでも偉業を実現しようとしたのです。カリフォルニアのシャルドネはすでにマーケットを席巻していましたが、デリールの創立ワインメーカーであるクリス・アップチャーチは、ワシントン州初のボルドースタイルの白ワインを造ることが、このワイナリーの使命であると認識していました。

オリジナルからのインスピレーションを求めて:ボルドーへの旅

クリス&ジェイ@ボルドー(上と比較っ!)

ワインメーカーのクリス・アップチャーチは以前、ワシントン州ウッディンビルにあるコロンビアワイナリーのマスター・オブ・ワイン、デビッド・レイクの元でインターンをしていたことがあります。レイクは、ワイナリー設立当初からデリールのコンサルタントを務め、シエル・デュ・シュヴァル、レッド・ウィロー、ハリソン・ヒルなど、ワシントン州で最も有名なヴィンヤードに素晴らしいコネクションを持っていました。

1995年、レイクは、クリス・アップチャーチと創業パートナーのジェイ・A・ソロフのために、古くからある著名なワイナリー、シャトー・オー・ブリオンとシャトー・マルゴーに連絡を取り、デリールの最で尊重されうるワインの1つを実現させるための基盤を作り上げました。ジェイもまた、ワインブローカーとしての経験から、ボルドーに多くのコネクションを持っていました。

メモ帳とフランスでのコンタクト・リストを手に、クリスとジェイはデリール・セラーズの次のワイン、ワシントン州で生産される初のボルドースタイルの白ワインを見つけるために巡礼の旅に出たのです。

シャトー・ベルグラーヴ

まず、クリスとジェイはポイヤックにあるシャトー・ベルグラーヴを訪れました。ボルドーの白ワインづくりの基本を明かしてくれるアントル・ドゥー・メールの小さなワイン生産者に専門知識を求めたのです。デリールの創業者たちは、「低温浸漬と固体の上で発酵させないこと」を学びます。 ここで彼らは、この小さなワインメーカーが「インターフェイス(接点)」と呼ぶボルドー・ブランのレシピの秘訣を学びました。” 完璧なインターフェイスを実現する唯一の方法は、ブドウを低温で浸漬し、樽の中で発酵させることである。固形物を樽に澱引きした後、ワイン樽で発酵させると、クリーミーで洗練されたワインができる。”

クリス@樽材屋さん

シャトー・オー・ブリオン

翌日からは、多くのワインメーカーが夢見るような冒険の連続でした。 クリスとジェイは、世界で最も有名なワイナリーのひとつであるシャトー・オー・ブリオンで、ジャン・フィリップ・デルマと一日を過ごしました。ここは、ボルドーで唯一、白のブレンドでグラン・クリュに格付けされているワイナリーで、格付けが確立された1855年以前に造られたものです。

デルマスは、クリスとジェイがこれまでの旅で学んできたことの全てを肯定してくれました。ボルドーの著名なワインメーカーであるデルマスは、ボルドー白ワインの醸造技術をデリールの創業者たちに教え、フランスのボルドーとワシントン州のコロンビア・ヴァレーといった気候条件が、いかにソーヴィニヨンとセミヨンのブドウを好むかを説明してくれました。冷涼で乾燥したヴィンテージは砂利を含んだ粘土質の土壌の特性を生かし、ソーヴィニヨン(爽やかなネクタリン)とセミヨン(スイカズラやクレームブリュレ)両方の特徴を保つことが出来るのです。

シャトー・マルゴー

その後、クリスとジェイはシャトー・マルゴーに移動し、この地域の著名なワインメーカーであるポール・ポンタリエに会いました。ここでは、ボルドーの白ワインの技術も学び、樽熟成中の赤ワインも試飲しました。 シャトーでは、白ワインは1855年の格付け以降に生産が開始されたため、格付けがセカンドワインとなる、シャトー・マルゴー・パヴィヨン・ブランを試飲しました。また、その後ドメーヌ・ドゥ・シュヴァリエとシャトー・オリバーも訪問しました。

クリスとポンタリエ氏@シャトーマルゴー

デリールの第4のワインをつくる:シャルール・ブラン

ワシントン州に戻ったジェイとクリスは、すぐに最適なワイン醸造用タンクを注文しました。レイクは古いミルクタンクを調達するのを手伝ってくれ、ワインメーカーたちは低温浸漬と樽発酵の「インターフェイス」のプロセスを開始しました。ジェイはクリスに言いました。"シャトー・オー・ブリオンがこの方法で十分であるなら、デリールでも十分のはずだね "と。ジェイ・A・ソロフは振り返ります。「私たちは無邪気でした。ワシントンで世界レベルのボルドースタイルの白ワインブレンドができると信じていました」

シャルール・エステート・ブランは、現在シャルール・ブランと改名されています。これはデルマスとポンテリエがワシントン州の2人の若いワインメーカーと過ごした時間から生まれたものです。この高く評価すべきワインは、共同設立者のグレッグ・リルが、まもなくデリール・セラーズのワイナリーとオフィスになる敷地をそう表現したように、温かく心のこもったという意味の「chaleureux」を短縮した”Chaleur" という名前を使っています。

ボルドースタイルの白ワインをブレンドして造ることは、1995年にシャルール・ブランの最初のヴィンテージがリリースされるまで、ワシントン州では前代未聞のことでした。ワインは使用済みの澱の上でシュール・リー発酵させ、さらにバトナージュすることで、印象的な”クレーム・ブリュレ”のような仕上がりになります。また、樽の中で澱をかき混ぜるバトナージュは毎週行っています。シャルール・ブランは、ニューワールドのボルドースタイルのブレンドと、アメリカ第二のワイン生クレーム・ブリュレン州のワインの驚くべき成果である。また、毎週樽の中で澱をかき混ぜています。

シャルール・ブランは、ニューワールドのボルドースタイル・ブレンドと、アメリカ第二のワイン生産州であるワシントン州のワイン両方にとって、素晴らしい偉業の達成となっています。



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