大学合格までの道のり(4)高3

・具体的な勉強法

 これに関しては一番知りたいことだと思うのですが、最終的にはセンターで8割取って、名大に合格できて、勉強に対する姿勢については自信がありますが、私は塾に行かずに完全に自己流でやっていたので、勉強法がよかったかどうかについては自信がありません。なので、進路の手引きなどにのっている先輩の体験談等の方が参考になると思います。一応、私がやっていたことを思い出せる限り書きます。

英語:(使用教材)学校の単語帳・ネクステージ・スラッシュリーディングの通信教材・学校の補習のプリント・過去問

今、みなさんにやったらどうかとすすめている英文解釈なるものは、まったく手をつけていませんでした。英語ができたかというと、そういうわけではなく、高3の6月に受けた英検準1級は余裕で落ちました。普通の受験生が英文解釈をやるところを、私は何故か謎の通信教材を、自分の貯金から3~4万で買って取り組みました。内容的には、CDで前からスラッシュリーディングしていく解説を聞いて、その文をオーバーラップ・シャドウイングし、ほぼ暗唱し、最後にCDで日本語がフレーズごとに流れるので口頭で英訳していくというものでした。口頭でフレーズごとに日本語訳もした気がする。それを長めの長文15個分くらいやりました。英語でやった特別な対策はこれくらいです。たぶんそれのおかげで、構文が取れなくて困る、ということは名大の問題ではあまりありませんでした。あと、学校の先生が、英検1級保持者で、完全に前から意味を取っていくタイプの人でした。読解は得意になりました。ただ、、、今思えば単語学習が足りなかった。別の志望大学だったら、長文の単語難しくて無理だったかもしれません。

数学:(使用教材)学校の問題集(しょぼいチャートみたいなやつ)、過去問

数学は定期テストはできるのに、模試が全然だったので、とにかく数をこなそうと思って、センターの過去問10年分を3回やりました。それに加えて、センターの実践問題集を10回分くらいやったと思います。

化学:(使用教材)学校の教材・プリント、過去問

化学は先生の教え方が丁寧だったので、かなり好きで、定期テストはいつも90点以上取っていました。でも模試はやっぱり駄目だったので、こちらもセンターの類似問題集を5冊くらいやったと思います。

世界史:(使用教材)山川の教科書、用語集、書き込み式教科書、便覧、二次の論述対策2冊(たしか河合出版)、過去問

世界史は一番時間かけました。今ではすっかり忘れましたが、当時は無敵でした。白地図を自作して、年代ごとに、国境などを書くという、かなり無謀なやり方をやっていました。多分受験勉強というよりかは、趣味でした。また、年表も時代ごと、地域ごとに、自作し、書いた年表を上から順番に暗唱できるように、一枚ずつ覚えていました。横のつながりと縦の流れを完璧にたたきこみました。あとは、二次は論述なので、流れが文章で頭に入っていないと話にならないということで、書き込み式教科書をつかって、最初から最後まで流れを把握しました。夏休み以降は、テニス部顧問の畔柳先生という世界史の先生を放課後週3くらいで独占して、論述対策の問題集をひたすらやっていました。縦の流れ、横のつながりが頭に入っている状態での論述対策だったので、スムーズだったと思います。

国語:学校教材と過去問のみ。

一番やっていないのが国語。漢字、熟語、古文単語、漢文の読み方、など便覧に乗っているようなことはしっかり暗記はしたと思います。なんか古文読むのが楽しい時期があったので、図書館でなんちゃら物語の原文と日本語訳が書いてある本を借りて、読破しようと思って、真ん中くらいで挫折したって記憶があります。なんでそんなことしたのかは謎だし、何か効果があったのかも謎。


ここまで書いて思うのですが、あまり特別なことをしていないので、やっぱり参考にならなさそうです。高3になるまでの定期テストを一回も手を抜かずにがんばったので、おそらく基礎があったと思います。だから、いきなり過去問大量演習ができたのだと思います。知識の蓄積がない人がこのやり方をやっても自滅するだけだと思います。ちなみに夏期講習等含めて塾は一度も行っていません。学校の先生に質問すればたいてい解決できたので、必要も感じませんでした。センター試験に関しては、塾は本当に要らなかったと思います。基礎+過去問大量演習でまったく問題ありませんでした。二次対策は、世界史の論述に関しては、畔柳先生が居なかったら、塾に行かないと難しかったかもしれません。

・センター結果 

もう20年近く前のことなので、点数ははっきりは覚えていません。割合は以下のような感じでした。

数学 9割以上 

化学 ちょうど9割 

世界史 9割以上

国語 6割

英語 7割

全体 8割とちょっと

英語と国語に関してはセンター問題の演習が足りなかったかなと思います。6月の模試でその二つは悪くはなかったので、たぶん油断していたのだと思います。

・受験勉強についてまとめ

 私は以上述べてきたように、中学の頃から常に全力で勉強をしてきて、その上で入試対策をしたので、正直言うと、手を抜きまくってきた人が、どのようにしたら合格にたどり着けるのか、自分の経験からはわかりません。ただ、言えるのは今からでも、学校のテストを全力でやってみてほしいのと、少しでもいい順位を取って(模試でもいい)、自信をつけてほしいということです。私は、受験での成功は自信があったことが一番大きいと思います。全力を出したら結果が必ず出ると、身をもって体験してきたので、不安になることは一切ありませんでした。メンヘラのくせに、勉強についてだけは鋼のメンタルを持っていました。一回、なんでもいいので、全力でがんばってみてほしいです。

・高校時代のメンヘラエピソード3

 高3になってはじめて彼氏ができました。テニス部の部長で、身長167センチくらい、少し小柄で、髪がサラサラの爽やかな子でした。はじめはお付き合いが順調で、一緒にチャリで遠くの図書館まで行って勉強したりしていました。しかし、彼が女子テニス部の部長とかなり仲がいいことを気にして、嫉妬するようになりました。あの子とメールしないでよ、みたいな。ガチのリアルメンヘラだったと思います。どうやらうざくなったようで、夏休みに破局しました。尾張旭の森林公園で待ち合わせをして、別れ話をし、泣き叫びながら帰ったような気がします。でも、その後、あいつより絶対いい大学に行ってやるという謎のモチベーションが出現して、勉強に対してさらに火が付きました。最終的には、彼より10くらい偏差値の高いところに行けたので、フラれたけど満足です。

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