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かっけえブルージャイアント、生き様!

ブルージャイアントを友人のよっぴ、にゴリ押しされて観た。名前さえ知らない作品、アニメと縁もゆかりもない、人にお薦めされてもなかなか見なさそうな組み合わせだけど、あまりに推すので観た。

初めに来た連絡はこれ。

グループに突如来た連絡

ピアノ10年ちょっとやってたよって話から、こうなった。

よっぴお得意の懇願

事前にもらった情報は
①マンガの映画
②バンドで世界一を目指す
③3丁目の夕日くらいすごい

これだけ。これだけでいいとのことで、アニメに疎い家族と観てきた。

ブルージャイアント、すげえ

映画だから、ツッコミどころはある。それでも、確かにこの映画はすごかった。物語はよくあるストーリーで、転結まで丸見えの構成だから深い話が待ってるわけじゃない。「当たり前のヒーロー像」みたいなのが、妙にハマった。

①宮本大の生き様がすげえ

シンプルに生き様がカッコよかった。深みのある映画じゃなくとも、メッセージはきちんと受け取れた。まず、結果出るまでの闘いはめちゃくちゃ孤独だってこと。血の滲む努力をしたことがある人は、あの孤独感にめちゃくちゃ納得できるはず。

そういえば、ピアノもバレエもあの孤独と10年以上闘ってきた。雪の中で、トンネルで、あの空気感、それでも練習する強さ、誰かが見ているからとか、認められたいからとか、過程がどうとか、なんでわかってくれないんだとか、そういう不要な欲を一切排除して、自分のために夢中になる、あの感じ。忘れそうになるけど、あれこそがめちゃくちゃカッコいい。自分しか分からなくていい、あの努力、見事に描いていた。

そう、つまりこの映画のサブタイトルは「夢中、夢の中で闘いまくる奴ら」みたいな感じで、夢を追いかける汚くて孤独で努力が、外見とか今までがどうだったとか口先でどう言ってるとか以上にカッコいいってことを思い出させてくれた。

そして、これまで以上に人の見方やつかう言葉を整えようと思った。夢を馬鹿にするとかではなく、その過程さえその人の領域で、自分の物差しを押し付ける人は超ダサい。見えているものだけで物事を判断するのは薄っぺらい、見えない努力を否定する人になりたくない。

②つまらないと言われた天才・雪祈のピアノ

わかる、そういうことだよな。全部を知るのは自分しかいない、なのに自分の今の姿を肯定できなかったらそれは一番クソだ、間違いない。

名言集にも出てこない小さなセリフっぽいが、個人的に胸熱だったのはここ。自分を信じるで自信と書くが、自分を信じるのは、自分しかしらない努力を、どれだけの孤独や誘惑とと闘いやり遂げたかによる。自分にしかわからない、他者に絶対に邪魔されない領域。

自分、自分たち、最高だよなって言えるの、最高だよな。

③自分はどう生きる?

映画をみると、誰しも自分の経験や未来となんかしらのシーンを重ねるだろう。今回も観ながら、何度もやった。で、若干後悔した。モヤっとした。過程を認めてもらおうみたいな、自分が得意でもないアピール、まじで小さい話だよな。こういう生き方がしたいんじゃん、そう思った。本質的でありたいし、夢追いかけていたい。そういう大人に憧れてるんじゃん。個人的にはインパクトのある映画だった。

こういうシンプルな映画は、自分で考えて読み取る必要がない分、近く部分に向き合えるのもいい。ストレートでよかった。

人生って捉え方次第でなんだって映画の一片にできるよな、連絡一個、やってみたら超面白くて響くんだから。ありがとう!

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