アナログ・デバイセズ（ADI） 2024年3Q 決算&カンファレンスコールまとめ

会社概要

会社名：
アナログ・デバイセズ（$ADI）

業界：
半導体

本社：
マサチューセッツ州、アメリカ

上場年：
1969年（NASDAQ）

概要：
アナログ・デバイセズは、アナログ、デジタル、およびソフトウェア技術を組み合わせて、物理世界とデジタル世界をつなぐ半導体企業です。同社は、知能化されたエッジでのブレークスルーを可能にするために、データ変換、信号処理、およびパワーマネジメント技術を提供しています。

事業内容：
アナログ・デバイセズは、工場のデジタル化、モビリティ、デジタルヘルスケアの進展、気候変動の対策、人と世界を信頼性の高い形でつなぐ技術を提供しています。
2023年度の売上高は120億ドルを超え、世界中に約26,000人の従業員を擁しています。
また、同社は、125,000以上のグローバル顧客と共に、最先端の技術革新を支えています。

類似企業：
テキサス・インスツルメンツ(アメリカ)、 ルネサスエレクトロニクス株式会社（日本）

公式HP：
https://www.analog.com/jp/index.html

前回決算

決算

⭕️EPS:実際$1.58　予想$1.51
⭕️売上高:実際$2.31B　予想$2.27B
前年同期比売上高成長率:-25%
ガイダンス:
(IN-LINE)来四半期EPS:実際$1.53-$1.73　予想$1.63
⭕️来四半期売上高:実際$2.3B-$2.5B　予想$2.38B

Memo:
過去12ヶ月間の営業キャッシュフローは40億ドル、フリーキャッシュフローは29億ドル。
第3四半期には、配当および自社株買い戻しにより、株主に対して5億7400万ドルを還元。
発行済みの普通株式1株当たり0.92ドルの四半期配当を発表。

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カンファレンスコール

要約

1.冒頭のコメント

CEOのヴィンセント・ロシュは、2024年度第3四半期の売上が23億ドルを超え、EPSが1.58ドルとなったことを報告した。
市場の循環的な底を打ったと確信しているが、厳しい経済状況と地政学的リスクにより慎重さを維持していると述べた。

2.戦略と取り組み

産業市場での成長を強調し、特に工場のオートメーションやエネルギー効率の向上に取り組んでいる。
AIインフラの構築を優先し、2025年以降も成長が続くと予想している。

3.市場の動向とマクロ経済要因

パンデミック後の産業市場の回復に期待しつつも、地政学的リスクや経済の厳しさが回復を妨げていると指摘。
新たな製品と技術が収益源を拡大し、今後の成長を牽引するとしている。