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オクタ(OKTA) 2025年1Q 決算&カンファレンスコールまとめ

会社概要

会社名:
Okta, Inc.($OKTA)

業界:
アイデンティティ管理およびアクセス管理(IAM)

本社:
カリフォルニア州、アメリカ

上場年:
2017年(NASDAQ)

概要:
Oktaは、クラウドベースのアイデンティティ管理およびアクセス管理ソリューションを提供する企業です。
企業や個人が安全かつ簡単にアプリケーションやデバイスにアクセスできるようにするためのソリューションを開発しています。
2009年に設立され、現在は世界中の多くの企業にサービスを提供しています​。

事業内容:
主要な製品とサービスには、シングルサインオン(SSO)、アダプティブ多要素認証(MFA)、APIアクセス管理、ユニバーサルディレクトリ、ライフサイクル管理、アイデンティティガバナンスなどが含まれます。
これらのサービスを通じて、企業はクラウドおよびオンプレミスのリソースに対する安全なアクセスを提供し、アイデンティティ管理を効率的に行うことができます​。

類似企業:
CyberArk Software(アメリカ)、 NRIセキュアテクノロジーズ(日本)

公式HP:
https://www.okta.com

決算

⭕️EPS:実際$0.65 予想$0.55
⭕️売上高:実際$617M 予想$604.46M
前年同期比売上高成長率:19.1%
ガイダンス:
⭕️来四半期EPS:実際$0.60-$0.61 予想$0.54
⭕️来四半期売上高:実際$631M-$633M 予想$616.78M
⭕️2025年通期EPS:実際$2.35-$2.40 予想$2.26
⭕️2025年通期売上高:実際$2.53B-$2.54B 予想$2.51B

Memo:
現在残っている履行義務は前年比15%増の19億4,900万ドル
営業キャッシュフローは過去最高の2億1900万ドル、フリーキャッシュフローは2億1400万ドル。

第2四半期の見通し:
現在のRPOは19億5,500万ドルから19億6,000万ドルで、前年同期比成長率は10%から11%;
非GAAPベースの営業利益率は19%から20%。
希薄化後加重平均発行済み株式数は約1億8,200万株。
非GAAPベースの税率は26%。
非GAAPベースのフリーキャッシュフロー・マージンは約5%。

2025年の見通し:
非GAAPベースの営業利益率は19%から20%。
希薄化後加重平均発行済み株式数は約1億8,200万株。
非GAAPベースの税率は26%と仮定。
非GAAPベースのフリーキャッシュフローマージンは約22%。


カンファレンスコール

要約

1.冒頭のコメント:
CEOのトッド・マッキノンは、大口顧客と公共部門における好調な業績と過去最高の収益性とキャッシュフローを背景に、第1四半期を堅調にスタートしたと述べた。
また、約2年前に開始した業務効率化の取り組みがビジネスモデルに素晴らしい効果をもたらしていると強調した。

2.戦略と取り組み:
Okta Secure Identity Commitmentの進捗状況を報告し、新製品「Identity Security Posture Management」や「Identity Threat Protection」を紹介。
Speraの買収による技術や、Okta AIによるID攻撃対策の強化を進めている。
また、ショーケースイベントでの新製品や機能強化の数々についても触れた。

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