群衆心理とMBTI

※この記事は適宜加筆します。

群衆心理という書籍

「群衆心理」とは、19世紀末のフランスの社会心理学者ギュスターヴ・ル・ボンによる心理学的視点から群衆の心理を分析した書籍です。

彼によると群衆とは衝動的で、動揺しやすく、また、興奮しやすい性質を持ち、暗示にかかりやすく物事を軽々しく信じる性質も持つと説いています。

そうした群衆を、指導者は「断言」「反復」「感染」を用いてコントロールし、群衆の中では個人は簡単にタガが外れて知性が低下し、群衆の心理に呑まれていくと解説しています。

群衆の特性と、SF型の特性との類似性

これはまさにMBTIにおける感覚+感情型とか協調タイプと呼ばれるxSFx型の性質そのものです。SF型は調和性、空気を読む、同調圧力、人間同士の繋がり、というキーワードに代表されるように、周りに合わせて動くことが得意な人たちです。日本人だと全体の1/3以上を占める数の多さも特徴のひとつです。

個では大きな力を発揮しない彼らが、歴史の転換点での動きを作り出すのは、この群衆心理によって一つの目的の元に行動する集団に変貌するからだと思います。

個から群衆への変貌はSF型特有の性質なのだと思います。なぜ、このような性質をもつ彼らが人口の大多数を占めるのかは、サピエンス全史の説明の回に書こうと思います。


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