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歴史映画『提督の艦隊』(2015 オランダ) ~第一次・第二次・第三次英蘭戦争 17世紀の海戦を心ゆくまで堪能するにはぜひオリジナル版を
英蘭戦争、デ・ロイテル提督を主人公とした海戦映画です。 上はショートバージョン、下がロングバージョンのトレイラーです。 「提督の艦隊」日本版 102分 「Admiral: Command and Conquer」イギリス版(インターナショナル版) 128分 「Michiel de Ruyter」オランダ版(オリジナル版・英語字幕あり) 146分 と3種類あり、長さがこんなにも違います。日本語版で大筋を日本語でつかんでから、オランダ版のフルレングスを観るのがオススメで
歴史映画『神聖ローマ、運命の日 オスマン帝国の進撃』(2012 イタリア・ポーランド) ~戦闘シーンにステータス全振り!何も考えず観るべきシンプルな制作国万歳映画
オスマンが攻めてくる! 圧倒的不利な神聖ローマ帝国を救ったのは、イタリア人修道士とポーランド国王だよ。…というのがあらすじのすべて。シンプルな制作国万歳映画です。本来のウィーン救援の日は9月12日なので、敢えて9.11にしてあるのには、若干西側の意図が見え隠れしている気はします。 alcine-terranによる公式動画 公式サイト: 神聖ローマ、運命の日 オスマン帝国の進撃 (リンク切れ) 出演: F・マーレイ・エイブラハム, イェジー・スコリモフスキー, エンリコ・ロ
歴史映画『Kenau(ケナウ)』(2014 オランダ・ハンガリー・ベルギー) ~史実の「ハールレム攻囲戦」を舞台にした、戦う女性目線の八十年戦争
Dutch FilmWorksによる公式動画 KLMの機内でたまたま観た、ハールレム攻囲戦を扱ったオランダ映画。2014/3/6公開。日本語にはなっていないため、英語字幕の海外製を取り寄せるしかなさそう。原作本は2冊(ケナウ本人とその庶子カテライネそれぞれをモデルにしたもの)出ています。2014年の旅行時にあちこちのミュージアムショップで置いていたので、ちょうどプロモーション中だったのかと思います。 映画 “Kenau” (2014) 出演: Monic Hendrick
歴史映画『エンド・オブ・ザ・オーシャン 北極海と勇者の冒険』(2013 オランダ) ~スケールの違う「帰宅困難」、史実をもとにした海洋冒険映画
Nederlands Film Festival による動画 1596年のウィレム・バレンツとヤーコプ・ファン・ヘームスケルクによる、北東航路探険とノヴァヤゼムリャ越冬をモチーフにした映画です。この遠征に同行し、日記を書いたヘリット・デ・フェールが主人公。この3名はいずれも実在人物で、映画の内容もヘリットの日記をもとにしてあります。 KLMの機内でたまたま観たオランダ映画。2011/11/23公開。 オランダ語、字幕は英語有。オランダ初の3D映画とのことです。 ”Nov
歴史映画『Henri 4 / Henry of Navarre』(2010 仏) ~小説『アンリ四世の青春/完成』をコンパクトに映像化した大河ロマン総集編
ShowboxEntertainment による公式動画 フランス国王アンリ四世の生涯を描いた、ハインリヒ・マンの小説をモチーフにした映画。2010年のドイツ映画賞ノミネート作品。その関係か、原語はフランス語ですがドイツ語吹替版もあります。残念ながら日本では公開もDVD化もされていないので、海外から取り寄せて観るしかなさそうです。 アンリ四世関係の日本語の本は殺人級に分厚く且つ読みにくいものばかりなので、英語字幕DVDを観られる環境にあれば、アンリ四世の生涯をコンパクト(