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旅行記「八十年戦争の舞台を歩く」 ~共和国の「庭」

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Walking the stage of the Eighty Years' War 八十年戦争期の舞台になったオランダ・ドイツ・ベルギーの街を旅した旅行記
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#大聖堂

旅行記「八十年戦争の舞台を歩く」 ~共和国の「庭」

旅行記その2の目次。 共和国の「庭」とは R.Fruinが名づけた「十年 Tien Jaren」は、八十年戦争下の1588-1598の十年間、オランダ側が完全攻勢な一連の攻囲戦争の時期を指します。東部・北部・南部の諸都市をスペインから奪還し、共和国の傘下におさめました。これをオランダでは、共和国の「庭」を囲む de tuinen van de Republiek te sluiten と表現します。「庭」内の街の訪問記。 この表現は当時からあったようで、ナッサウ伯マウリ

アントウェルペン Antwerpen ベルギー/フランデレン ~ナッサウ伯マウリッツの「弟」、画家ピーテル・パウル・ルーベンスの故郷を歩く

※ 訪問記は2014年6月時点の情報です。八十年戦争に関わる場所を訪れています。一般的な旅行記ではありませんのでご注意ください。 王立博物館が2017年まで長期改修中ということもあり、この時は2泊したにも関わらず本格的な観光はばっさり諦めた街です。空き時間(教会の開館時間外)で散歩した程度です。 ノートルダム大聖堂とルーベンス像 In Wikimedia Commons (CC-BY-SA-3.0) とりあえず、ルーベンス関連にしぼって歩いてきました。2014年の旅行の