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ダイエットを行う上で、人体のしくみを意識する

人体のしくみを意識することで、ダイエットの成功率が上がります。具体的には以下の通りです。

人体には強烈な自己保全能力がある

人体には体温を維持する機能がありますが、気温が暑くなろうが寒くなろうが、体温はほとんど変わらないです。これは、人体に「自己保全能力」があることの裏付けになります。

ダイエットについても、同じ機構が働くことを意識した方が良いです。具体的には「人体は今の体重を維持したがる性質がある」と言うことです。

この機能を上手に活用することで、ダイエットが成功しやすくなります。

具体的には、
・現状を脳に認識させるのは時間がかかる
・一度、現状を認識させれば、それを維持する機構が働く
・現状をずらすのに時間をかける
という事ですね。

実際にダイエットに応用するには、
・今の体重より増やさないことを意識し、同じ体重を1ヶ月ほど維持する。
 ※スタート地点をきちんと作っておくイメージ
・その後、ゆるやかに現状の位置を下げていく
 (摂取カロリーを徐々に減らす)※1月で1%でも落ちればOK。
という感じですかね。

なんにせよ、急に体重を減らしてしまうと、人体の自己保全能力が働いてしまい、簡単に元に戻ってしまいます。ジワジワと体重を減らすことで、人体の自己保全能力をうまくだますのが良いです。

人体は分解と構築を激しく繰り返している

ベストセラーになった「生物と無生物のあいだ」という本があります。

この本には「動的平衡」という概念が書いてあるのですが、簡単に言うと「人体は分解と構築を激しく繰り返している」という事です。一見、見た目は同じでも、分解と構築を激しく繰り返すことにより、数ヶ月前の自分とは全く違う自分になっているという事ですね。

身体には良い栄養素を常に入れておく必要があり、日々の構築により良いからだを徐々に作れれば、その分、新陳代謝も向上し、ほっといても痩せるからだが手に入ります。

「身体は毎日作り替えられているので、栄養のバランスを考えてきちんとした物を毎日食べましょう」ということですね。

具体的には、「タンパク質、炭水化物、脂質」のバランスを意識するのが良いです。具体的にどのようにバランスを取った方が良いか、については、以下の本が詳しいです。

太るのにかかった期間と痩せるのにかかる時間は同じ

短期間に痩せるのは可能ですが、短期間に戻ることが多いのは上述の通りです。

また、経験則的にも、1ヶ月で3kg痩せると、1ヶ月で元に戻ることが多いです。一方で、痩せることに時間をかけることで、リバウンドにかかる時間を増やすことができます。

具体的には、1年で3kg痩せたとすると、仮にリバウンドしたとしても1年かかる事が多いです。

なので、痩せた体を維持するためにはジックリ、ジックリと痩せるのがオススメです。これによりリバウンドしにくくなりますし、仮にリバウンドしたとしても戻りが緩やかなので、また体重を減らす方向に持って行くのは比較的容易となります。

人体のアラームに耳を澄ませる

ダイエット期間中は、身体に負担がかかりますから、人体のアラームに耳を澄ませるのが大切です。

具体的には「きちんと身体のコリをほぐす」「空腹・満腹感を感じる」事が大切です。

ダイエット期間中は、身体に負担がかかるので、身体の各所にコリが出てくることが多いです。肩こりや腰痛になりやすい気がします。身体のコリをほぐすことで、血流も上がり、ダイエットがより効果的になったりします。

ジックリとお風呂に入るのも良いですね。

また、空腹・満腹をきちんと感じるのも大切です。

食事の1~2時間前に空腹を感じるのがベストです。仮に食事の3時間前に空腹を感じているのならば、それは摂取カロリーが少なすぎることに他ならないため、次の食事をきちんと食べたり、軽く間食するのを推奨します。

とにかく、空腹を感じすぎると、身体が食べ物をたくさん欲するのでリバウンドにつながります。なので、ダイエットに必要なのは「適度な空腹感」ということは忘れずにいてください。

また、食事をしているうちにお腹いっぱいになったら勇気をもって食事をやめるのをオススメします。また、人間は食事をしてから20分くらい経過してから満腹感を感じるため、早食いの人は食べ過ぎる罠に陥りやすくなります。

このため、よく噛んだり、よく味わって食事をするのを推奨します。ダイエット中は摂取カロリーが下がりストレスがたまるため、食事の量を減らす一方で、食事をきちんと味わう事でストレスを感じる度合いを下げることができます。

また、食事を味わう事は食事瞑想とも言われ、精神の安定にもつながるため、ダイエットの成功率が上がりますね。







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