今年の巨人が日本一になるためには
開幕まで1ヶ月ほどとなりました。
そこで今年巨人が日本一になるためにどのようなポイントが重要になるのか考察してみましたのでご覧になってもらえると幸いです
①強い球を投げる投手への対応力
まず1つ目は強い球を投げる投手への対応力を身につけることです。セリーグでパッと思い浮かぶのが大野雄大、高橋遥人あたりでしょうか。リリーフ陣だとスアレスやマルティネス、三嶋もかなり強度のある球を投げてた印象です。
日本シリーズではソフトB投手陣の強度のある速球、変化球に手も足も出ませんでした。これはシーズン中からレベルの高い投手を打てていなかったことも要因の1つでしょう。長期戦であるレギュラーシーズンだとエース級を打たずとも他のレベルの落ちる投手を攻略すれば優勝することは可能ですが、短期決戦だとエース級が初回からエンジン全開で投げてきます。そのためシーズン中から強い球を投げる投手を打てるだけの対応力を身につけておく必要があります。
具体的にどのような対応力か
日本シリーズ初戦、巨人は千賀のフォークを振らないことをチームで徹底していたように見えました。しかし実際にフォークを見逃すことはできていましたが、速球に刺されることが多く結局は無得点。変化球に標準を合わせたことで速球にやられ、それを引きずったまま次戦以降も戦ってしまった結果があの4連敗と言えます。
ここからわかることが速球を叩ける形で打ちにいくことの大切さです。力のある速球を投げる投手相手に変化球対応を主に打席に立ってしまってはゾーン内に速球が多少甘くきても仕留めることは困難でしょう。まずは相手投手の1番の速球を叩ける形で待つ。そこから変化球を見逃す、または甘く入ったら1発で仕留める。どんなに変化球を打つのが上手くても、低めの変化球に釣られない選球眼を持っていても、まずは速球を叩けないとレベルの高い投手を打ち崩すのは難しいということですね。
上記のような対応をシーズン中から意識していくことで今年の日本シリーズは去年、一昨年と違った結果が出るように思います。
②新外国人選手の活躍
2つ目は新外国人選手の活躍です。
これはここ2年リーグ優勝を果たしている巨人軍においても唯一上手くいっていない部分と言えるのではないでしょうか。外国人が主軸を担うチームはあまり理想とは思いませんが、巨人は主軸が日本人で固まっているのでその主軸を支えるという働きにおいては主軸以降の打順に外国人選手の存在があるのは理想的でしょう。
また個人的に期待したいのが外国人選手が持つ勝負所での集中力の高さです。
短期決戦などここ一番の場面での外国人選手が発揮する集中力には目を引くものがあります。また自分の世界に入るのが上手く、悪い空気に流されない所も外国人選手の特徴です。去年でいうと3戦目のサンチェスの好投やウィーラーの本塁打が典型的ですかね(13年のロペスのマー君からの本塁打も当てはまる気がします)。これは根本的な性格や人間性、スポーツ心理学という分野が海外の方が日本よりも進んでいることが要因であると考えます。実際に去年までDeNAの監督だったアレックス・ラミレスも現役時代、海外の選手が日本に比べてメンタリティを重要視するということを語っています。
このような外国人選手が見せる特有のメンタリティが短期決戦では必要になってくると感じます。もちろん獲得した2人の外国人がこれを持っているとは限りませんが、少なくとも主軸の後に1発をケアしなければならない外国人選手の存在は相手投手にとって非常にストレスになるでしょう。アメリカの剛球と対峙してきた彼らの活躍があれば日本一にグッと近づくのは間違いありません。
③菅野に次ぐ勝ち頭の台頭
「菅野で2勝できればチャンスがある」
これは去年の日本シリーズ前によく聞いた言葉です。たしかに菅野で2勝すればチャンスはあったかもしれません。菅野本人も自分がそれくらいやらなければいけないと感じていたでしょうし他の選手ですら内心それを感じていたと思います。しかしこれでは菅野1人が重圧を背負いすぎです。事実、菅野で負けた2戦目は間違いなくチーム全体が気落ちしていました。
3つ目のポイントがそれを防ぐための菅野に次ぐ勝ち頭の台頭です。今回の話題とは逸れますが菅野が来季MLB移籍も視野に入れていることも踏まえると今年の最重要ポイントとも言えます。
去年だと戸郷サンチェス畠今村あたりが菅野に次ぐ先発でした。来年以降の事も考えると戸郷畠あたりに今年は10勝は当然、12、13勝としてもらうのが理想的ですね。また髙橋優もキャンプを見る限り状態が良さそうですし、ドラ1ルーキー平内も期待ができそうです。
しかし、なんと言っても戸郷でしょう。彼は既に開幕2戦目での登板が告げられており、原監督からも菅野を超えるほどの活躍を期待されています。去年はカード頭に菅野が投げて勝ち、チームに良い流れを作っていましたが、今年は菅野の活躍があろうがなかろうが戸郷や畠を始めとした先発投手がチームを引っ張り、支えるくらいの活躍を見せて日本シリーズに望んでいってほしいなと思います。
終わりに
最後まで読んでいただきありがとうございました。
あくまで去年レベルの強さのソフトB相手に日本一になる為にはという視点で書きました。上記の3つを満たさなくともリーグ優勝は固いでしょう。
そんな中でも長いシーズンの戦い思うようにいかない時期もあるだろうと思います。我々ファンもストレスが溜まること場面も多々あると思いますが最後に日本一になることを願って1年間今年も読売巨人軍を応援していきたいと思います。
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