6.抗がん剤治療(ハーセプチン等)の大雑把な副作用や感想
手術から1か月後、順調に傷跡もきれいになり(胸ないからどっちでもいいのですが)病理検査が出て、治療方針が確定。
私の場合は、Her2陽性 グレード3 ホルモン+。
Her2陽性というタイプは、抗がん剤必須なのです。
★抗がん剤治療は以下の通り。
EC(3週毎)4回
パクリタキセルとハーセプチン(毎週)12回
ハーセプチンのみ(3週毎)14回
合計30回、1年半、長かったです。よく頑張ったと自分をほめたい.
淡々と時が過ぎるのを待つのみでした。
一般的に抗がん剤治療のイメージは脱毛とともに激しい倦怠感や嘔吐というものだと思います。
ですが、体調不良は、ずっと続くわけではないのです。
1週間もすると元気がもどってくるんですよね。
ですので、抗がん剤治療イコールずっと寝たきりではありません。
薬が抜けた元気な期間が最高に幸せでした。
私の場合は、30回とも半日ほど病院に滞在して、腕に点滴でした。後半は手首横の血管に刺していました。
昼寝か映画を見たりするよい時間でした。
病院は行くのは嫌ですし、もう行きたくありませんが、同じ仲間がいること、自分の病気を看護師さんが理解してくださっていること、などから案外と居心地がよいんですよね。友達とは話しづらい病気に関する会話も心置きなくできます。一歩外にでると、健康な人との差や、ウイッグをかぶっている疎外感ぬぐい切れませんものね。
病院によって、食事がとれたり、椅子やベッドや設備等、また冷却の有無など変わるようですね。
具体的に、3種それぞれの副作用や生活を振り返ります。
最初の12週間の薬、これはきつかったです。
次の12週間 脱毛が加速。ただし体調には影響なく、俄然体力回復して美術館行ったり短期のスクールに通えました
次の42週間 普通通りの生活です。
最初のECという薬
最初のEC、先生には「すっごくすっごく辛い」と言われていました。確かに これは副作用がきつく、打たれ強い私のつもりでも3日目ぐらいから3日間ほど寝込んでしまいました。身体の節々が外れるようなバラバラになるような痛みが続きました。
点滴から1週間ほど経つと、元気が回復してきますが、寝込んでいて筋力の低下、あまり食べられていなかったこともあり、体力の低下がすごく感じられました。脱毛もしました。
薬を入れて5日目か6日目ぐらいに10分程の距離の散歩程度からスタートし、3週目にはほぼ元通りになりますがまた次の抗がん剤が待っていますので、振り出しに戻ります。
これを4回繰り返すことで、全般的に大きく体力・筋力が低下しました。
夫と自転車でいつもの通り出かけてもついていけませんでした。
私は嘔吐はほとんどないものの、1回目より2回目、2回目より3回目とだるい身体の辛さは増していきました。手足がバラバラになるような辛さで仰向けになりながら涙がこぼれました。
4回目は、最後だからと思って頑張って点滴受けました。
初回の3週間後から脱毛もありました。脱毛ももちろん悲しかったです。
何もできない3日間のみ家族には自分たちでやってもらいました。
大きい子と夫なので助かりました。
パクリタキセルとハーセプチン12回
これは頭の毛が完全に抜け、まつ毛や眉毛も抜け、たぶん顔色も色素沈着が出ていたと思います。見た目的にはいわゆる癌患者でした。
ですが、私は脱毛以外のつらいことは全くなく、ECの薬からパクリタキセルに進むと、めきめきと元気が復活していったのです。
毎週投薬系2回というのがたいへんでした。自分では感じない副作用で
白血球の数値は下がってしまうことが多く、予定通り治療が受けられないことがありました。
ハーセプチン14回
3種目のハーセプチン。これは3週ごとに残り14回。心臓以外には目立った副作用はありません。幸いにも心臓の働きにも変化はなく、髪も生えてきました。一般的には「まだ抗がん剤やってます」という途中なのかもしれませんが、まったく普通に生活していました。
仕事にも復活しました。
ハーセプチンは、体重で薬の量が決まるそうです。私は毎回35000円ぐらい払っていました。
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