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ポケモンカードの楽しみ方

こんにちは。トリオン派のウィッチャーです。

昨晩Twitterにて、「サイトウが活躍するデッキ」なるものを投稿しましたが、最近は環境で戦っていけるデッキを開拓するというよりは、何かコンセプトを決めて、特定のカードが活躍したり自分の好みのデッキを握りたいと思い始めています。

これまではデッキのアイデアが思いついても「これは結局三神ザシアンに勝てないなぁ」という結論になって没にすることばかりでした。しかし最近、そうやってデッキの案を没にする中でふと思ったのです。

「これもちゃんと遊べるデッキには間違いない」と。

そもそもポケモンカードで遊ぶ際にスタンダードやエクストラと言ったレギュレーションを守れば、その範囲内で使えないカードとその組み合せ(デッキ)は存在しないはずです。

しかし「三神ザシアンに勝てないからダメだ」と、そのようにしか思えないようになっていたのは、「環境で戦えるか」という基準でカードを見ていたことが原因でした。「環境で戦えるか」というカードの見方は、競技勢にとっては当然持ってしかるべきカードの評価の仕方です。

しかし僕は、この方ジムバトルに参加したことがないプレイヤーです。三神ザシアンを持っているので、「環境」という戦いの場に身を投じることはとうの昔にできたはずなのにそうしてきませんでした。

環境で戦うために環境で戦えるデッキを練るのは理に適っていますが、そうでないのであればそれに囚われる必要はありません。環境で戦うことを考えないようにするとあらゆるデッキが「遊ぶ対象」として認識できるようになりました。


遊ぶということの幅広さ


この「遊ぶ」というのは非常に守備範囲の広い言葉になります。
競技勢に取って「遊ぶ」というのは、大会基準の環境を前提とした環境があっての「遊ぶ」になります。三神ザシアンがいて、ムゲンダイナがいて、小ズガがいる。その中でどうやって勝ちを取るかという事を争っています。
しかし、今の僕がポケモンカードで「遊ぶ」となった時、どうもそのような環境で遊ぶことがしっくりきていないのです。

どちらかで言うならば、三神ザシアンのいない下手すると小ズガもいないような、ユニークで多様なデッキが活躍する環境の方が自分の中で「遊ぶ」対象になっています。少し前に三神禁止論が盛り上がった時、有志が三神が使えないルールの大会を催すというのをちらっと耳にしました。当時はなんとも思いませんでしたが、今は非常に遊びやすそうな環境だなと感じています。

三神のオルタージェネシスGXは、非エクのデッキに対してデッキ相性の上で非常に有利なので、競技環境基準でデッキを選ぶ場合に極端に選択肢を狭めさせていることは間違いありません。しかしそれは、競技基準で考えるから選択肢を狭めているだけであって、噂で耳にした大会のように「このカードを使うのは今回は止めようね」と申し合わせれば、自由度の高い環境を作り上げることができます。そして、その環境を楽しみたいという人がいて良いのだと思います。

楽しみ方、いろいろ


以前、ある競技勢の方の新カードの評価を拝見した時、あるカードを「youtuberさんとかが好きそう」と言った趣旨の評価をされていました。
その方は競技勢なので、競技環境に一石を投じるカードなのかどうかでカードを評価しているわけですが、僕にはどことなく見下しているように感じたことを覚えています。勿論これは僕個人の感想なので、カードを評価していた方の真意は分かりませんが、今思えば、僕はその時から既に競技側の人間でなかったのではないかと思います。

パックに収録されているカードを一通り眺めて考察すると、全てのカードが競技環境向けに設計されていないことはすぐに理解できるかと思います。
販売側が競技を重視するのであれば、収録されるカードの多くが環境に影響を与える性能を持ったカードが増えそうなものですが、ポケモンカードはむしろ競技環境に影響を与えるようなカードは一つのパックにかなり限られた枚数しか収録されていません。それどころか、スターターデッキに入りそうな効果のないワザだけのポケモンのカードが毎回収録されていたり、個性豊かな非エクストラのカードが豊富なことからも、競技環境に囚われない環境に重きを置いているとさえ考えられる収録内容になっているのではないかと僕は思います。

僕の友人は「仰天で面白いカードはヌケニン」と言ってデッキを組んでいます。当時の僕は友人とヌケニンデッキの構築の話しをする中で三神ザシアンに勝てるように考えていたのですが、友人はたしか「1割勝てれば良い」と言っていた気がします。友人は最初から三神ザシアンに勝つことをあまり考えていないからこそヌケニンというカードで遊ぼうと思ったのではないかと今は思います。そして、その考え方の方が多くのカードに可能性を感じることができ、ポケモンカードを遊ぶ上で自分に多くの選択肢を与えてくれる考え方だなと思っています。


まとめ

僕はこの記事で競技勢やその人たちが遊ぶ環境を否定したいということは全くありません。むしろ、競技勢の方の正確にカードを評価する考察力やポケモンカードゲームに対する造詣の深さには尊敬の念さえ覚えます。

しかし最近CLが近づいてきたこともあってか「自分はカジュアル勢だから競技勢と対戦するのは申し訳ない」といったカジュアル勢であること卑下するようなツイートを目にすることが増えてきました。僕はそれは違うんじゃないかと思います。確かにCLで戦う事が決まっているような競技勢にとってはカジュアル勢のデッキは参考にならないかもしれませんが、自分のお気に入りのデッキで環境デッキに挑戦することも立派な遊び方の一つのはずです。それこそ事前に申し合わせれば、不要な対戦を避けて有意義なマッチアップを組むことができるはずです。

どんな遊び方をしても平等にプレイヤーを歓迎してくれる。
ポケモンカードはそういうゲームだと僕は思っています。


最後に

最後まで読んでくださりありがとうございます。
最近、友人とポケモンカードで遊ぶ中で自分の心境に変化があったので、そのことを綴るついでにポケモンカードゲームの楽しみ方について自分なりの意見をまとめてみました。

ポケモンカード自体は、かなりライト・カジュアル層向けに作られたカードゲームではないかと僕は思っています。勝ちにこだわった真剣勝負も当然面白いですが、自分の好きなカードを活躍させる、理想の動きを再現すると言った遊び方もカードゲームの楽しみ方の一つではないかと改めて思った次第です。

皆さんはどんな遊び方がお好みでしょうか?


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