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【構築記事】サッカーボールエースバーン

こんにちは。トリオン派のウィッチャーです。
ポケカの公式サイトのカード検索で面白そうなカードはないか探していたところ、高火力で特性も優秀なこのカードを発見しました。

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非エクのエースバーンです。
打点190のワザを持ち、ベンチからバトル場に出ると自身の特性でエネ加速できる優秀なこのカード。
高火力のVポケモン並みの火力を持っているので、なんとかうまく使って遊べないだろうかとデッキを考えることにしました。
190点2回でほとんどのVMAXポケモンを倒せますが、フレアストライカー1回ではTAG TEAMには100点ほど足りません。100点、100点を埋める良い方法はないかな…、100点!?

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ありました、100点を乗せる事のできるカード。
ジャイアントボムです。

今回はエースバーンとジャイアントボム(サッカーボール)を使ったデッキを紹介したいと思います。

デッキリストはこのようになります。
デッキコード xDG8Dx-ypZjG6-ccaYxx

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コンセプト

このデッキは環境で戦えるよう、三神ザシアンを重くみて構築してあります。従って、大きく分けてHP280前後のTAG TEAMとHP300を上回るVMAXポケモンが相手の場合とでは異なる2つのプランを持つデッキになります。
しかし、じゃんけんで勝ったら先攻を取ることは共通しています。

プラン1(対TAG TEAM)

エースバーンを育てて、サッカーボール(ジャイアントボム)を持たせて攻撃し、相手の返しの攻撃で爆発したジャイアントボムのダメージを含めて相手のTAGTEAMを倒して3-3でサイドを取っていきます。

プラン2(対VMAX
エースバーンを育てることは変わりませんが、エースバーンがきぜつした返しにバトル場に出して攻撃するのがスワンナになります。190+140=330点でVMAXポケモンを倒し、3-3でサイドを取りきりましょう。

各カードの採用理由

デッキの運用上外せないカードの横には【確】、
環境によって差し替え手も良いカードの横には【選】と書いています。
デッキを調整する際の参考にしていただければ幸いです。


エースバーン 3枚【確】
本デッキのメインアタッカー。
4枚入れないのはゲーム中に使う枚数が2枚のため、サイド落ちを考慮して3枚です。

ヒバニー 3枚【確】
メインアタッカーであるエースバーンの進化元。
エースバーンの枚数に合わせて3枚です。
対ムゲンダイナの場合にはフィニッシャーを務めることもあります。
詳しい解説は後で。

ジラーチ 3枚【確】
大事なデッキの潤滑油。
後述するムックルと共にエースバーンを育てて起動するためのカードを探します。ゲーム中に使う枚数は多くて2枚なのでサイド落ちを考慮して3枚です。

ムックル 1枚【確】
先攻2ターン目or後攻になってしまった場合の1ターン目にベンチからとりつかいでバトル場に出し、するどいめでエースバーンの育成に必要なカードを集める係です。上記のターンにしか使わないので1枚。

スワンナ 3枚【確】
本デッキのサブアタッカー。
対VMAXの際はエースバーンがきぜつした返しに140打点を与えてとどめを刺す係です。ゲーム中に2枚使うので、サイド落ちを考慮して3枚。基本的に返しできぜつしてバトル場には残りませんが、万が一残っても逃エネが0なのでスムーズにエースバーンと交代できます。
偉いです。

コアルヒー 3枚【確】
サブアタッカースワンナの進化元。
スワンナの枚数に合わせて3枚です。
ヒバニー同様にムゲンダイナにとどめを刺すこともあります。

デデンネGX 1枚【確】
どうにもならない時にデッキを回したり、ジラーチを使ってエースバーンは育ったけどジャイアントボムが来なかったといった時に使います。
非エク中心のデッキなので、サイドを2枚取られるデデンネGXをベンチに置くのは避けたいところですが、デッキが回らないと意味が無いので。

クイックボール 4枚【確】
説明不要です。4積しましょう。
対ムゲンダイナでは、最後の最後でヒバニーやコアルヒーを持ってこれるのでゲーム中の枚数に注意しておきましょう。

ポケモン入れ替え 4枚【確】
グズマが使えなくなってジラーチを動かしくくなったので4枚積みます。

ジャイアントボム 2枚【確】
TAG TEAM、主に三神をエースバーンのワザと合わせて倒すために使います。相手がMMのようなTAG TEAM主体のデッキの場合2枚使うので3枚でも良いかもしれません。最低2枚です。

ポケモン通信 2枚【確】
手札にポケモンがいる必要がありますが、その時に必要なポケモンを持ってくることができます。手札がなんともならない時はデデンネにもアクセスできます。スーパーボールも入っているので、総合的な兼ね合いから2枚。

ふしぎなあめ 3枚【確】
ヒバニーをエースバーンに進化させるのに必須のカードなので、エースバーンとヒバニーの採用枚数に合わせて3枚。

冒険のカバン 1枚【確】
三神を先3or後2で確実に倒すために必要なジャイアントボムにアクセスしやすくするためのカードです。エスケープボードにもアクセスできるため枠効率を良くしてくれます。デッキ内のポケモンの道具が4枚なのでその数に合わせて1枚です。

エスケープボード 2枚【確】
ゲーム内で使うジラーチの数に合わせて2枚採用です。
役目を終えたムックルがバトル場に生き残った場合、ベンチに下げるのに重宝します。

スーパーボール 3枚【確】
進化ポケモンを多く採用しているので、デッキ内のポケモンの枚数が多いためヒットする確率が高いです。デッキ内の全てのポケモンにアクセスできるカードでもあります。

リセットスタンプ 1枚【選】
ゲームの後半に相手の動きを鈍らせ、勝ちを引き寄せるために使いたいです。それ以上にデッキを回すのに必要なカードがあれば、そちらに差し替えます。

ツールスクラッパー 1枚【選】
三神におおきなおまもりが付くとエースバーンとジャイアントボムのダメージで三神を倒すというコンセプトが頓挫してしまうため、それを回避するのに必要です。
環境次第で三神ザシアンやMMにおおきなおまもりが入らないのであれば差し替えも視野に入ります。

ボスの指令 2枚【確】
VMAXのポケモンを2ターンかけて倒す都合上、最初の攻撃の後にベンチに逃げられる可能性があるので、逃げたポケモンを呼び出すために採用です。
VAMAXを2体倒して3-3でサイドを取りきるプランなので、一体ずつ使う可能性を考えて2枚です。

とりつかい 4枚【確】
ムックルやスワンナのスカイサーカスを発動させるために必要です。入れ替えやエスケープボードが無いときにジラーチを下げることができるので腐りにくく、4枚採用です。

メイ 2枚【確】
バトル場のポケモンがきぜつした際、後続のエースバーンやスワンナを育てるためのパーツを一気にそろえることができます。リセットスタンプやトキワの森にもアクセスすることができ、きぜつする回数が多い非エクデッキとは非常に相性が良いです。

シロナ 2枚【確】
手札のカードを総入れ替えしたいときに。
2進化と1進化のポケモンがメインなため、カードをトラッシュに送りたくないのでシロナを採用しました。

トキワの森 2枚【1確・選】
エースバーンを最短で起動するのに手貼りが1度必要なのと、エースバーンの特性がトラッシュからエネルギーを加速するという都合上、予めいくつかの炎エネルギーをトラッシュに落としておく必要があります。
しかし、博士の研究では手札に取っておきたいカードまで巻き込んでトラッシュに落としてしまうため、調整が利きやすいトキワの森を採用です。
1枚は必須ですが、他のスタジアムを選択するのであればトキワの森の1枚を混沌のうねりに差し替えます。

炎エネルギー 8枚
エースバーンはエネを再利用し、ムックルとスワンナはスカイサーカスでエネルギーが無くともワザを撃てるので、理論上はサイド落ちを考慮しても6枚ほどあれば攻撃し続けられますが、対ムゲンダイナでムゲンダイナVMAXを倒しきるのにヒバニーかコアルヒーに手貼りをしなければならない場合があるので、ムゲンダイナ2体分用に2つエネルギーを追加して8枚です。


不採用のカードと候補のカード


しんかのおこう
進化ポケモンを確定で持ってこれる優秀なカードですが、序盤にたねポケモンを展開したい場合もるのでスーパーボールの方が合っていると判断しました。

スイレンのつりざお
対ムゲンダイナの際に、ムゲンダイナVMAXを倒しきるためにヒバニーかコアルヒーを出動させなくていけない場面が起こり得ます。その場合、返しにきぜつさせられてしまうと、これらのたねポケモンが万が一サイド落ちしていた場合に、2体目のムゲンダイナVMAXを倒すためのエースバーンかスワンナを育てられません。そのケアのために採用してもよいと考えられます。
ジャイアントボムは爆発させればさせるほど有利になるので、再利用できるならしてしまいましょう。

溶接工
エースバーンの特性でトラッシュから2枚のエネルギーを加速できるので、手札からは手貼りの1枚で十分なため不採用です。
それよりも、ジラーチやムックルが使えるように入れ替え効果を持ったカードを重視してとりつかいを採用しました。

博士の研究
剣盾環境屈指の強力ドローサポートですが、エースバーンやスワンナといった進化ポケモンを多く採用する都合上、手札に置いておきたいカードがトラッシュに落ちるのは避けたいので不採用です。

マリィ
可愛い上に相手の手札まで妨害しながら自分の手札をリフレッシュできる有能カードですが、こちらのやりたいことを通すにはドローの枚数が少ないと感じたので不採用です。入れかえるとすればシロナ1枚と交換でしょう。

(追記)
クロバットV
デデンネよりドローできる枚数は少ないですが、トラッシュをしなくて良いので、必要なカードを手元に残しながらドローをすることができます。
差し替えるのであればデデンネの枠にになります。

ミュウ(ベンチバリア)
無色1エネのサイコパワーで相手の場のポケモン複数にダメカンを乗せるのに使います。主に10点足らない相手の場のムゲンダイナVMAX2体に10点ずつ置けるのが優秀で、エースバーンの190点とスワンナの140点とこの10点でムゲンダイナVMAXを倒せます。
相手がセキタンザンVMAXの場合はまとめて30点を乗せましょう。また、比較的体力の低いポケモンがベンチに並ぶので、特性で貫通技からベンチを守ってくれます。

げんきのハチマキ
エースバーンとスワンナのセットでムゲンダイナを攻める時にどちらかが持っていれば、打点が10上がることでちょうどムゲンダイナVMAXを倒すことができます。スイレンの釣り竿で使い回したいところです。

エリカのおもてなし
相手の場のポケモンの数に依存しますが、手札のカードを捨てずに縦引きできるカードです。最近のポケカは相手より先に攻撃するためにデデンネやクロバットを使ってデッキを回す傾向にあるので、4~5枚は引ける可能性が高いのではないかと思います。

ソニア
三神ザシアンに先攻を取られた場合にスワンナ2枚で三神を倒さなくてはならない都合で、1枚のカードからできるだけ多くのたねポケモンを展開したい場合があります。展開できる量を重視するのであればウツギ博士のレクチャーがありますがソニアはジラーチにもアクセスでき、エネルギーにも触れられるので採用を検討しても良いかもしれません。

ヒート炎エネルギー
エースバーンのHPが20上がることで三神のオルタージェネシス込みアルティメットレイを1回耐えられるようになります。
1回耐えることでエースバーン1体で三神を倒す目が出るので、サイドレースを有利には運ぶことができる可能性が高まります。
他にはベンチ5枚のドレッドエンドを耐えることができます。

デッキの回し方と各対面での動き

1.まずはエースバーンを育てる。
コンセプトにも書いたように、このデッキは相手によって動きが変わるデッキですが、最初にエースバーンが攻撃するという点は変わりません。先攻を取り、試合が始まったらジラーチやムックル、メイを駆使してエースバーンが攻撃できる状態を作り上げることを優先しましょう。

2.相手がTAGTEAM(三神)の場合
 相手が三神の場合、相手がオルタージェネシス込みアルティメットレイを撃った際にジャイアントボムの効果でダメカンが乗ってきぜつするようにエースバーンが予めフレアストライカーで190点を乗せておく必要があります。その猶予は相手が先攻の場合は2ターン、後攻の場合は3ターン(なので先攻を取りたい)になります。
首尾よく三神を倒した場合、アルティメットレイで育っていないザシアンやデデンネなどが出てくるはずなので、メイを使って2匹目のエースバーンを育ててフレアストライクで狩りましょう。可能であればジャイアントボムをつけておくと返しのザシアンの攻撃で100点が入るので、後続のスワンナでザシアンが倒せます。

※追記
三神ザシアンと当たって先攻を取られてしまった場合は、スワンナ2匹で三神を倒すプランを取ります。
後1でコアルヒーを立て、後2までにもう1匹コアルヒーを立てます。前のターンから場にいるコアルヒーをスワンナに進化させてスカイサーカスで0エネ140ダメージ、返しにバトル場のスワンナはアルティメットレイできぜつしますが、後2で立てたコアルヒーをスワンナに進化させてもう一度スカイサーカスで0エネ140ダメージを与えて三神をきぜつさせます。


3.三神以外のTAG TEAMの場合
相手が三神以外のTAG TEAMの場合にどういう動きを取るかは、相手のTAG TEAMがどれくらいの打点のワザを撃ってくるかで動きが変わります。
相手の火力がジャイアントボムの発動条件を満たすポケモンであれば、対処の仕方は三神の時と同じです。そうでない場合は、エースバーンで2回連続攻撃するか、スワンナでとどめを刺しましょう。スワンナでとどめを刺した場合、盤面には瀕死のエースバーンがいますが、このエースバーンがもう一回動けることはかなり有利です。

4.相手がVMAXポケモンの場合
相手がVAXポケモンの場合、エースバーンの190点とスワンナの140点で倒すプランになります。三神以外のTAG TEAMの場合と似ていますが、相手がVMAXの場合、ほぼ確実にエースバーンがきぜつします。相手がVMAXポケモンだと分かったら、スワンナを育てる準備を急ぎましましょう。

5.相手がムゲンダイナの場合
相手がムゲンダイナVMAXの場合、エースバーン+スワンナの攻撃では10点が足りません。ですので、ジャイアントボムをどちらかに装備させるか、ジャイアントボムが引けなかった場合はコアルヒーかヒバニーを出動させて、合計三体でムゲンダイナVMAXを倒しきることになります。要求値が高くなりますが、相手がムゲンダイナと推測される場合、たねポケモンの展開を急ぎましょう。


最後に

最後まで読んでくださりありがとうございます。
今回は初めて構築記事の投稿に挑戦してみました。
三神のオルタージェネシスの存在のせいでサイドレースで不利になりがちな非エクのデッキはなかなか環境で見ることがありませんが、使い方次第では環境で戦えるようなスペックを持っているカードもいるのではないかと思います。今回はその中でもかなり優秀なエースバーンとスカイサーカスを取り合わせてみました。
デッキコードも記事内に書いてあるので、もしよければ「初手わかる君&ひと(り回)し君」等のツールで遊んでみてください。 

改めて最後まで読んでくださりありがとうございました



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