一つのゴールでありスタート地点
福岡発のハッカー映画『電気海月のインシデント』プロデューサーの近藤です。
巷ではオレンジの人と呼ばれています。
https://linktr.ee/kondo_orange
この度、ついに電気海月のインシデント(以下電クラ)の劇場上映が決まりました!
https://jellyfish-movie.jp/
2019年5月10日(金)〜
福岡:イオンシネマ大野城
2019年5月24日(金)〜
横浜:イオンシネマ港北ニュータウン
にて公開決定!
です!
イオンシネマ配給で劇場にて1週間ずつ上映が出来ることになりました。
大作のメジャー作品を普段基本的に見てる人からすれば、2館だけ?キャナルシティとは東宝シネマとかは?1週間だけ?と思う人も多いかと思います。
もちろん全国100館とか同時公開とか出来ればそれは最高です。
一方で劇場で上映が出来ずにお蔵入りしていく映画作品が実は毎年かなりの数存在します。
インディーズ制作、自主制作と呼ばれる作品はなかなか劇場で上映出来るだけでもとても嬉しいことなのです。
小さめの劇場に使用料を払って場所を借りて自分たちでチケットを売って集客をして作品を流す自主上映というスタイルで上映を行う作品も多いです。
バンドで言えば配給を通した劇場上映はメジャーデビューのようなイメージです。
興行に乗る、ということです。
規模感はピンキリですがこれはとても嬉しいことです。
電クラが劇場上映されることにより監督も「インディーズ監督」ではなく「メジャー監督」としてデビューが出来ます。
電クラを通して関係者が有名になってくれるとプロデューサーとしてはとても嬉しいです。
最近イベントで堤幸彦監督(十二人の死にたい子どもたちなど)とご一緒したのですが、萱野監督の前作「カランデイバ」を観ていただき、萱野監督のことを天才だと太鼓判を押していただきました。
僕も電クラを通して萱野監督には全幅の信頼を置いています。
彼は本物のクリエイターだと思っています。
監督と二人三脚で作り上げてきた作品をちゃんと世間にお届けできることがまず嬉しいです。
お互いにハッカーについて、映画について、様々なことを早足で学びながら駆け抜けてきました。
監督だけでなく製作・キャスト・スタッフ・関係者など全てにこの映画に関わるストーリーがあると思います。
ここでは言えないようなハプニングももちろんたくさんあります笑
あと少しでみなさんにお届けできますのでぜひ劇場に足を運んでいただけると嬉しいです。
なぜハッカー映画なのか
僕は5年くらい前から小・中学生向けのプログラミング教室ITeens Lab.(アイティーンズラボ)を福岡で11教室運営しています。
https://iteenslab.com
プログラミング教育を進める中で単純にプログラミングの知識を子供達に詰め込むとか、資格取れますよとか、就職に有利ですよとか、受験に役に立ちますよとか、ではなくもっと子供達がITに触れてワクワクしながら自分の人生を自分の力で生きていけるようにしたいと考えています。
プログラミング教室の生徒を増やす活動だけでなく、ITに関わる子供達が生きやすくワクワクする社会を作りたいわけです。
そのためにはホワイトハッカーってカッコいいぞ、というムーブメントやプレイヤーを育てるためにHackerz Lab.博多というイベントを2016年から開催しています。
サイバーセキュリティ財団という団体の設立にも関わりました。
またITを使ってものづくりを行う子供達が活躍出来る場を提供し、IT教育のムーブメントを作るために2018年にはエクサキッズというイベントを立ち上げ3,000人規模のイベントを成功させました。
http://exa-kids.org
こういった活動をやっていく中で感じることとして、プログラミングやITはこれから必要だ、という啓蒙活動を行政なども行なっていますが結局は人の心を動かすことが大事だということです。
頭では分かっていても心が動かなければ人は動きません。
そして心を動かすためのアプローチとしてエンターテイメントからのアプローチというのは非常に重要だと思っています。
『電気海月のインシデント』は"映画"という超エンターテイメントの側面から子供のIT教育、またプログラマーやエンジニアのムーブメント作りに一役買えると思っています。
映画からこういったアプローチ出来る団体は行政やスタートアップやベンチャーや教育機関などを見渡してもなかなか居ないんじゃないかと思います。
エンターテイメントからのアプローチは"テニスの王子様"や"ヒカルの碁"などを考えていただければ分かりやすいかと思います。
テニスや囲碁を題材に漫画やアニメといったエンタメからアプローチをし、ヒットすることでそれまでリーチ出来なかった層にまでリーチし、プレイヤー人口を急激に増やすことに成功しました。ムーブメントを起こすことが出来たのです。
電クラにもそうなって欲しいと思っています。
元バンドマンである僕がクリエイターからIT教育、経営、プロデュースなどを通ってきた現時点での集大成、成果物がこの映画だと思っています。
まだここがスタートラインでもあると思いますのでよろしくお願いします。
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