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老舗企業の強み
老舗企業というと、会社の基幹システムの仕組みが古いため、中にいる人がとても苦痛。手続きに時間がかかるし、ビジネスのスピードが遅いという話をよく聞く。
もはや、時代に取り越されてはならぬと、がんばって基幹システムの更改を行おうとする会社もいるもののリリースに四苦八苦している様子が伺いしれる。
老舗だけに、古いシステムを抱えざるを得ないというのも、これは宿命だ。
ただ、私がこの手の企業とお付き合いすると、何しろ潤沢に資金がある。トラブルはお金で解決する。自社のスピード感が遅ければ、スピード感の早い会社と取引しやってもらう、というのが王道だ。そこで使うお金の量に躊躇がなく、だからこそ老舗企業はこれまでも、そしてこれからも強いと思っている。
かつ、この手の企業。安定的な市場を握っていて、確実に年次で黒字決算をしている。毎年お金が積み上がるので、彼らは投資をしたがっている。手元資金は潤沢にある前提で、単に利益を出すくらいだったら投資をして、等価交換で何らかのサービスを手に入れ、そしてますます稼ぐ力を付けようとする。
どれぐらい安くに抑えるか、と言う発想ではなく、お金をどれだけ有効活用できるか。活用できるなら値段が多少高くても構わない。それより、要件をちゃんと満たしてくれるんでしょうね、ということを老舗企業の方は大変気にする。
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