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Urban Innovation KOBE 2019年度上期 採択企業発表! 今期は芦屋市も参画!

はじめまして、Urban Innovation KOBE(アーバンイノベーション神戸)の中の人弐号機 松村です。

ただし、私は神戸市役所の職員ではなく、テクノロジーを社会実装することで社会課題解決を目指しているNPO法人コミュニティリンクの職員です。(私自身は、もともとはスタートアップでエンジニアをしていました。)

Urban Innovation KOBE(以下UIK)は、2017年の秋から始まり、1年に上期・下期と2回、今までで合計4回実施をしてきましたが、開始当初から中の人として企画・運営に携わってきました。

※ UIK自体については、神戸市役所のイノベーション専門官 中沢さんの下記の記事が詳しいので、こちらをご覧ください。

2019年度上期の採択企業が決定! そして…!

そんなUIKですが、先日第5回目となる、2019年上期の採択企業が決定しました!(パチパチ♪)
以下、採択テーマと企業となります。

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ここに至るまでも万事うまくいったというわけもなく、山あり谷あり、笑いあり涙あり(基本は楽しい)の激動の2年でしたが、2019年度上期は試行版として、なんと!兵庫県芦屋市もUIKへ参画をしてくれています!

Urban Innovation "KOBE" なのに、なぜ?という声が聞こえてきそうですが、いや本当にありがたい限りです。

神戸市以外の他都市が参画する意味

実は芦屋市の参画は、「自治体」と「民間企業」双方にとって意味があることだと考えています。

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これを見ると、神戸市だけで本プログラムを実施するよりも、むしろ他都市が参画すればするほど、多くのメリットを双方が享受できることがわかるかと思います。

真に社会課題解決につながるテクノロジー活用を

神戸市から始まったUIKですが、今までの約2年、取り組みを進めるにつれ、UIKは地域の未来を作ることのできるプロジェクトだと、少しずつ確信を深めてきました。

実際に、下記のような結果を残しています。(2019年6月現在)

・課題の解決率:70%超
・実際に調達までつながった確率:40%超
・業務時間の削減効果(2つの課):2,000時間以上

一方で、ご存知のとおりこれから日本は人口減少、高度高齢化社会といった社会背景により、今までにない大変な時代に入ると言われています。
まさに、下記の記事に記載のとおり、実際に今までのやり方ではうまくいかなくなることも増えるでしょう。

そして、職員と税金が少なくなる以上、テクノロジーの活用が一つの活路になることは間違い有りません

ただし、とりあえず地方創生で◯△市で独自の「アプリ」を作りました、ではなく、真に地域・社会課題解決につながるテクノロジーの活用方法を一緒に考え、取り組みたいのです。

もう下記のようなことは繰り返さないために…。

・課題の設定、もしくは仕様書の内容が誤っていたため、仕様どおりにシステムを作っても課題は解決しなかった
(Ex. 地方創生で◯△市の「アプリ」作りました…)

・予算は限られているのに、各自治体で同じ失敗を繰り返してしまう

・新しい課題解決を試したくても、適切な委託先を見つけることができない

正直なところ、今までシステム開発ベンダーの一社として、我々も同じ過ちを繰り返してきたからこそ、今までのやり方を変える必要がある、と強く強くそう思っています。

ぜひ一緒に日本の地域の未来をつくりませんか?

本プロジェクトは、神戸市だけでは意味が無いプロジェクトです。

まだまだ海の物とも山の物ともつかない部分があるかもしれません。
が、少なくとも今までにない形で日本の未来を作ることのできる可能性があるプロジェクトだと、信じてやみません

ということで、もしご興味がある自治体の方、神戸市までお気軽にお問い合わせください〜!
我々でなくとも、まずはこの仕組を知っていただきたいと思っています。

【問い合わせ先:神戸市 医療・新産業本部 新産業課】
new_industry[あっと]office.city.kobe.lg.jp
※ [あっと] は@へ変更してメール送付ください。

また、今後の展開を見据えて、本プロジェクトの採用強化中!
ご興味ある方ぜひお問い合わせください ♪
下記のような方お待ちしております!

・テクノロジーを社会課題解決に活かしたい方
・自治体とスタートアップと双方のコミュニケーションが取れる方
・システム開発のPMの経験がある方(あれば尚良し)

【問い合わせ先:NPO法人コミュニティリンク】
info[あっと]communitylink.jp
※ [あっと] は@へ変更してメール送付ください。

今はまさにプロジェクトの立ち上げメンバーとして非常に面白い時期ですよ〜!(大変ですが!笑)

最後に個人的に思うこと

泣いても笑っても、結局来てしまう未来。

日本は課題が山積だと嘆くこともできますが、裏を返せば「課題解決のチャンスが多い」と捉えることもできます。
しかも、世界中の先進国がこれから直面する課題に、日本が偶然にも先に直面するのです。

どうせなら、私は「課題先進国」ならぬ「課題”解決”先進国」を目指したいと思っています。

それが日本の地域の未来を作ることだと思いますし、結果として、自分たちが後世に残したい未来につながると信じて。

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