夏の夜更け、全てを忘れに

8/17(土)  16:00、四国から帰りシャワーを浴びて、また電車に揺られている。

この夏は会社の休みが9連休あり、その後半に旅に出ていたわけだが、夏の思い出を凝縮させたような日々だった。

初日からレンタサイクルで島を爆走、熱中症も辞さないフルスピード。高校の時に比べたらぬるくなったもんだとは思うが、ノリとマインドは現役時代を忘れていない。
海で相撲をとり、階段をダッシュで競走し、吐くほど酒を飲んでしょうもない話に花を咲かせるのも、思い返してみれば甘美な思い出だ。王道なのかは分からないが、そんなことはどうでもいい。何も考えていなかったあの頃をほんのわずかな時間でもプレイバックさせてくれるこの旅が好きなのだ。

みんな高校卒業を分岐点に別れ、それぞれの道を歩んでいるが、この瞬間だけはすべてを忘れさせてくれる。日常の面倒なしがらみも悩みのタネもお笑いぐさで終わりなのだ。

そんな淡く濃く、短く長い夏を締めくくる旅。ここからはアンコールだ。
夏の終わりに東京で。黒いグルーヴが渦巻くダンスホールですべて忘れて踊り狂ってしまおうや。