パンセクシャル(全性愛)も生き辛い…!
ごきげんよう!おれんじ歯車です!
皆様、パンセクシャル、という言葉を耳にしたことはありますか?聞いたことのある方もない方も、パンセクシャルがどんな感覚を持っているのかを、個人的な意見を交えてお伝えしていきます。
簡潔に言うと、パンセクシャルは、性別を気にせずに生きています。
恋愛対象に性別は関係ないということです。
例えば女性である私が、とある男性のAさんと恋人同士だったとしましょう。しかし、実はその男性、性同一性障害で、心は女性で、同性愛者だったとしましょう。
Aさんは、性転換をして、女性になり、名前も変わりましたが、女性になったAさんと私は、何も変わらず恋人のままです。
自分の恋人が男性だろうと女性だろうと、Xジェンダーだろうと、そんなこと、関係ないのです。
皆さんも想像してみてください。今の自分が恋する人の性別が変わったことを。相手の性別が変わっても、同じように好きでいられますか?
パンセクシャルは、そいういった性別に対して、特別意識しないタイプです。
だから、相手がどんな性別でも、好きになった人を好きになるし、そもそもLGBTなんて意識していないのです。体がどうのこうの、障がいがどうのこうの。そういったことは、個性として見ています。
だから正直なことを言うと、異性愛者の感覚も、同性愛者の感覚も全く理解していません。全然わかりません。永遠の謎です(笑
だから、同性と付き合えば同性愛者、異性と付き合えば異性愛者と言わるので、社会の常識と非常識を行ったり来たり………
お前ホントは異性愛者だったのか!?お前ホントは同性愛者だったのか!?何?バイセクシャルと違う?意味がわからん!!………と、言われ放題。解せぬ(笑
相手の性別を意識するってどういうことなの!?好きになったら性別関係なくない!?というのが本音です(笑
恋する気持ちは分かるので、恋バナに共感することができます。しかし、何故性別に執着しているのかは全く分からない。そんな感じです。
多くの人は、異性か、同性かということを意識しています。男女の体のつくりが違うので、意識するのも自然なことだと理解しています。
バイセクシャルもどうやら、女性であるか、男性であるか。と、性別を意識して好きになるようです。
ただ、パンセクシャルは性別を意識しないので、「異性を意識するという常識がある」と、頭で整理して意識しています。
パンセクシャルにとって性別は、出身地のようなものです。日本出身、アメリカ出身。田舎出身、都会出身。女性出身、男性出身。そんな感覚です。
これは私だけなのかは分かりませんが、私は自分の性認識も特別気にしていません。
「今、女性だから女性でいる」状態なので、もし何かの魔法で男性になったら、物理的に困ることはあっても、精神的に困ることは特にないな。と思っています。
よく、漫画やアニメで、性転換の物語がありますが、なぜそんなに、生まれたきた性に戻りたいのだろう。体に不具合がなければそのままでも良いのでは?なんて思いながら見たりしています。
しかし、世の中そうはいきません。私が性を意識していなくても、意識している人の方が多いのです。
もしも自分の性別が変われば、周囲の反応が変わり、自分自身も、周囲への対応を変えざるを得ない状況になってしまいます。
だから、異性と友達になることのハードルが高いです。
小さい頃一緒に遊んでいた友達に、ある日突然、性別を理由に「もう友達じゃない」と言われたのです。
異性と仲良く話しをしていると「付き合ってるんだ~」と茶華されたのです。
しかしお付き合いしている人が異性なら、同性と二人きりになっても浮気にならないのです。
私の感覚が少数派だと理解していますが、それでも正直な気持ち、なんだこれ!世の中滅茶苦茶だ!!と何度も思います(笑
多くの人にある感覚が、私には備わっていないのです。少数派の中の少数派。世間と自分の常識の違いが大きくて、息苦しさを感じてしまいます。
そんな感覚を持っているので、同性婚が認められない事も全く理解できません。もっと柔軟な考え方が広がれば、自分が認めたくない物事にも、目くじら立てずに過ごしやすくなるのにな。と、常々感じます。
私は、パンセクシャルという言葉を見つけるまで、ずっと悩んで心苦しく思っていましたが、この感覚は、だだの性質。個性であると知ってから、大分気持ちが落ち着いたので、もっともっと、自分の性質を単語で説明できる言葉が広まり、どの性質も簡単に説明できて、「あ、そうなんだ!」と気軽にとらえることができる世の中になることを、心の底から願っています。
私には、自然と男女別になっているのではなく、体のつくりが違うことを理由に、意図的に男女別にさせられている。という認識がありますが、皆様はどのように感じてきたのでしょうか。
今回の話で、性別、性認識について考えるきっかけになるといいな。なんて思いながら書いていますが、こんな感覚の人もいるんだ。くらいに、心の片隅にでもとどめていただけると嬉しいです。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。皆様の心と体の健康を心より願っております。
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