見出し画像

カンボジア滞在記① 伸びしろしかない

1.何が売ってる?いくら?わからない~

滞在二日目、とにもかくにも必要なのは日々の食事。
カンボジアでは自炊文化よりも外食文化が栄えており、
みんな屋台で食事を済ましている。

初日の晩御飯。ザ・チャーハン。

やはり食事は旅行時の大きな楽しみ、
いろいろな食事を堪能するぞ!と息巻いたのもつかの間。
多くの屋台には写真も値段も表記がなく、
こちらからすると何がいくらで売っているのか全く分からない、、

外から見える食材で何となく想像できるものの、
やっぱりそれでも情報が少なすぎてビビる。
最終的に選んだのは、少し高めだけど、
写真と値段が確認できて、かつ安心そうなチャーハンだった。

2.トゥクトゥクで感じた品質差

同じ日にトゥクトゥクに乗って街を散策してみた。
目的地ごとにいくつか乗り継いでいた時、
トゥクトゥクごとに少しづつ違いがあることに気付いた。

カンボジアは4月から10月ごろまでが雨季。

一般的なトゥクトゥク。雨の日は結構侵入がある。

現在も絶賛雨季なので、日々ぽつぽつと雨が降っている。
通常のトゥクトゥクはドアもなく簡易的な作りで、
雨が降るとかなり中にしぶきが飛んでくる。それが普通

ある雨の時にあるトゥクトゥクに乗った時、
なんと車のように全車体が鉄でおおわれているではないか!
もちろん雨の影響も受けず、心なしか室内も広い。
運転手も清潔な身だしなみだった。

いつもグラブでチャーターしているが、初めてチップを送りたいと思った。
(ひよって送っていはいない、、)


改めて日本のタクシーを思い出してみると、
車はきれいでエアコンも効いている、制服を着て礼儀正しく、
なんとドアは自動で開く。

しかもそれが普通。これって異常

車体が覆われているだけで感動したカンボジアの状況と比べると、
あまりにサービス内容に乖離がある。
もっとこうしたらいいのになー、考えがいろいろと浮かぶ。

これは屋台の例と一緒では?ピンときた。

3.伸びしろしかない、今後しかない。


、、

カンボジアには伸びしろしかない。

日本では、カンボジアの品質で営業を行っている飲食店やタクシーは、
自分が知る限りではもうほとんどいない。

でも日本の品質って、数年で今より劇的に上がる余地が残っているかな?

特にタクシーがそうだが、
すでにこれ以上サービス品質を上げることは難しい水準に来ていると思う。
これ以上単価を上げられる画期的なサービスは果たして出てくるのか?
素人頭ではすぐには策は出てこない。

対してカンボジアはどうか。
今の自分が考えるだけでも、客単価を上げられる品質向上策がポンポンと。

屋台だったら写真と値段がわかる看板を用意して、
照明をおいしく見える色に変えて、周りのごみを拾う。

トゥクトゥクだったらドアをつけて、社内をきれいに拭く。
ブルートゥーススピーカーなどで陽気な音楽を流しておく。
ガイドブックを置いておく。
あと笑顔。

もちろん、言うに易しで実際にそれを行うのは難しいかもしれないが、
数年のうちには様子は様変わりしていると思う。
だってこんな素人が思いつくんだから。

そもそも品質を上げたほうが稼げるんだから、
品質が大事と大多数の人が気付いた時、ガラッと変わると思う。

そんな余地が、日本なんかと比べたらとんでもなく広く残されている。
至る所に。これはもう、伸びしろしかない。

0点→50点までは、基礎を勉強すればすぐに伸びる。
80点を90点にするのはめちゃくちゃ考えないと難しい。

日本の高度経済成長期とか、
まさにこんな感じだったんだろうなー、上がるしかない感覚。

カンボジア人の給料も徐々に上がっているし、
地価も、株価も、すぐ上がる。

伸びしろしかないカンボジアから、伸びしろの少なくなってきた日本を想う


次回 「ウォッシュレットがあるんよ」


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?