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留学生による「地域の魅力再発見コラージュ」

 毎年、オーストラリア、ノルウェー、エジプト、イギリス、アメリカ、韓国、ベトナムなどいろいろな国から留学生がやってくる。日本語のレベルも様々だし、日本文化についての知識も様々だ。そんなメンバー10数名を相手に授業をやっている。
 教えるのは、日本語ではなく、伝統的な日本文化でもなく、現代日本社会について教えるというものだ。例えば、日本の催事について、日本の災害についてなど身の回りのことを教える内容。あるいは、警察と協力して、防犯・防災について学ぶとか、女子高とタイアップして、女子高生によるJKカルチャーなんていうこともやる。
 何でもありなのだが、せっかくだから、留学生にはより深く、日本を知ってもらいたいとして、いろいろ考える。「温厚な上司を怒らせる方法」だったり「オー人事!」なんていう企業の働き方なんかもやってしまう。もちろん一方的に教えるのではなく、双方向で、ワークショップなんかもやる。
 そんな授業の集大成は、「函館の魅力再発見」として、函館地域のパンフレットや、資料を集めて、それらを使ってのコラージュ―を作る。それぞれの自分の住んでいた地域への思いを込めて、PRプレゼンテーションをする。多様な情報発信は、はっとさせられるような、面白いものがいっぱい詰まっている。

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