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【詩】夜の花壇

泣いているあの子は
夜の花壇
気付かれないように
ひっそりと

うつむくあの子は
夜の花壇
自信をなくして
しおれそう

誰かに言われた
些細な言葉

歯向かう刃は
自分に突きつけ

どうしていいか
分からずにいる

だけどそのうち陽が照れば
自分を信じて
歩き出す

そこにある花は
同じなのに
気付かないのは
夜のせい

だから
どうか暗闇に咲く
あなたの花を
大切に

夜明けが来れば
きっと分かる
あなたの花が
美しいこと



いつも通る道にきれいに植えられている花壇があって、昼間は陽を浴びてきれいに咲いているけど、夜になると誰にも気付かれないように闇をまとって咲いていて。

何か上手くいかない時って自分を責めてしまいがちだけど、上手くいっている時と何が違うかと思ったら根本の「自分=花」という存在は同じなんだなと思うのです。

その中でどこに光を当てていくか、信じてあげるか、好きでいるか。それは自分にしか出来ないことだと思ったりします。

自分のペースでいいから、ちゃんと光を当てて進んでいく。そんなことを思って書いた詩です。

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