【在来線計画①】五新線
1. 概要
この在来線計画でやることは?
・未成線と呼ばれる路線を改めて計画し、敷設する(①)
・既存の鉄道空白地帯に新しく路線を敷く(②)
の主に二つです。
①では、主に旧国鉄線の未成線の計画をトレースすることになります。こ
の場合、既に一部の線区が完成していたりほぼ作られていない路線等あり
ますが、全て対象となります。
②では、過去に一度も鉄道路線が通ったことのない地域に線路を敷くこと
を目的とします。これは結構自由度が高いです。
JR・私鉄問わず地域の特性を考えて敷設していくことになるでしょう。
2. 五新線
この企画の第一弾は、五新線です。
名前が示すように、奈良県五條市と和歌山県新宮市を結ぶ路線です。
1922年に定められた「鉄道敷設法」の第82号による
”奈良県五條ヨリ和歌山県新宮ニ至ル鉄道”
にあたります。
この路線は未成線にあたり、実際に建設が進められました。
和歌山線五條駅から僅かな距離ではありますが、阪本駅まで建設が進めら
れました。
ここで、五新線の全路線図がこちら↓
実際に建設が開始された阪本駅までの区間は、現実のルートに沿っています。ここでは、建設時期を考えて公団線仕様の線形となっています。
阪本以南の設置駅やルートは、観光路線としての機能を重視して設定しています。公共交通では時間のかかる十津川や熊野本宮エリアに特急で素早くアクセスすることが目標です。
山が厳しい奈良県南部の土地ですが、標高差が極端なわけではないので(トンネルが多いことを除けば)特に普通の線形です。
また、大阪圏→新宮市のアクセスは従来の紀勢本線周りより効率的となり、大幅なアクセス向上が望めます。
3. まとめ
五新線の標準時刻表はこちら
やはり何といっても新宮までの時短がすごい。
また、普通列車も結構な速度を出せます。
ここで、既存の特急くろしおと比較してみました。
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