飛行機に乗りたいなら水筒にセンブリ茶を入れるな
先日久々に飛行機に乗る機会があった。
空港の保安検査所を通る際には、PCと液体はカバンから出せだの上着は脱げだのの指示があって懐かしさすら覚えた。
私の荷物は検査装置を通ったあとに、奥側の何かしら検査にひっかかった荷物レーンに仕分けされていった。
引っかかった側の終点に行くと、係員のおっちゃんは私の水筒を指して「これ、一口飲んでもらえますか?」と尋ねてきた。金属製の水筒にお茶をいれていたものが原因だったらしい。
慌てたために中のお茶をシャツに少しこぼしはしたものの、問題なしと判断されて無事に飛行機に乗ることができた。
そこで思った。
飲むのを躊躇うものが水筒に入っていたらどうなっていたのだろうと。
芸能人が受ける罰ゲームの定番に「センブリ茶」というものがある。
画像の商品にも「苦味」「口に苦し」と苦さが全面にアピールされているように苦いお茶として有名であり、それゆえに罰ゲームにも使われているようだ。パッケージを見る限り分類としては胃腸薬に入るらしい。
ではもし、センブリ茶が水筒に入っていて保安検査を通ろうとしたら大丈夫なのだろうか。
<とある空港にて>
保安検査を通ろうとすると自分の荷物が再検査側のレーンに行ってしまった。そこの係員のおっちゃんは水筒を指して一口飲めと言う。わかりましたーと返すがここで思い出す。
水筒には胃腸薬としてセンブリ茶を入れていて、それはとても苦いのだ。
苦くてのみたくないが、もしここで躊躇うそぶりを見せようものなら怪しまれて面倒に発展してしまうかもしれない。勢いよく飲むべきなのは分かっているが、やはり口が嫌がっている。でも飲まないと。でも嫌だ。
水筒を持ったまま焦る私を検査官のおっちゃんが猜疑心に満ちた目で見ている。
もうだめだ。
そんなことにならないように、水筒にセンブリ茶が入っていないことを確認してから飛行機に乗るようにしましょう。
センブリ茶は医薬品です。
関連サイト
日本薬局方 センブリ
https://www.e-welcia.com/products/detail.php?product_id=146239