OrangeKids'CareLab.は“遊び”と“友だち”を子どもたちに返す場所〜新ケアラボ開所によせて〜
新・OrangeKids'CareLab.開所しました!
日本財団のご支援をいただき、長年の夢だったキッズたちの活動拠点、繋がり拠点が完成し、2020年7月1日より活動を開始しました!
「私たちの子どもは在宅医療っていうものが使えますか?」お母さんたちがそう言って訪ねて来てくれたのがきっかけで、手探りながら始めた小児在宅医療。
医療をお家に届けるだけでは足りない。家と病院以外の居場所が必要なんじゃないか、と、たった1人のキッズのために勢いで立ち上げたオレンジキッズケアラボ。それが2012年のことでした。
お母さんお父さんと離れて「友だち」と過ごす時間に、子どもたちは欲張る様に成長しだす。
この子たちから、医療を理由に「遊び」と「友だち」を奪ってしまっていたのではないか、という反省。
病気で成長が止まっているのかと思っていたけど、違った。
「遊び」と「友だち」不足で成長が止まっているように見えただけなんだ。
僕らは、生活の場、成長の場、人生の場に医療を届ける専門家集団。つまり在宅医療チーム。
僕らが、キッズたちと一緒に何をするのか、が見えて来た。
「医療」だと、「する人」と「される子」に二分されてしまう。
「遊び」だと、みんなが、平等に楽しむ人。になれる。
子どもたちから笑顔をもらったり、悩ませてもらったり、成長させてもらったりする。
この子たちに導かれて、オレンジは成長してきた。
この新しい居場所は、大爆笑したり、新しいチャレンジをしたり、じっと力を蓄えたり、する場所。
そして、通過点として、ジャンプ台として、次の欲張りに向かう場所。
疲れたり、傷ついたら、戻って来て休む場所。
隣にオープンする まあるカフェ とコラボで記念パンケーキづくりも!
いろんな出会いと気づきのきっかけの場所に育っていきますように!
私たちが、生まれつき空を飛べないことを障害と思っていないように、
彼ら彼女らは、自分の状況を障害とは思っていません。
周囲の関わりで、障害者に育っていくのです。
Orange Kids' Care Lab.は、その“関わり”を変えることで未来に繋いでいくことにチャレンジし続けているんですね、きっと。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?