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過去問 公認心理師試験第6回 午前 一般問題 問81

みなさん、こんにちは。

公認心理師受験生Kidです。

さて、掲題の通り、問81です。

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問81 調査において、代理回答や記入ミスが起こりにくい実施方法として、最も適切なものを1つ選べ。
① 電話調査
② 留置調査
③ 面接調査
④ 郵送調査
⑤ ウェブ調査

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正解、 ③です。
③ 面接調査
② 留置調査

訪問にて行う調査研究には、留置調査と面接調査があり、研究対象者と対面して研究者が質問し、研究対象者の回答を記録する面接調査に対して、留置調査はその場で回答を回収しないため人前で回答しにくい場合などに有効とされています。

留置調査では、研究目的や内容を説明して調査票を渡し、後日再訪問して回答を回収するので、対象者は目的や内容を理解した上で時間をかけて回答することができる、 回答回収の確実性が高くて郵送調査などに比べ高い回収率の確保が可能という利点があります。

面接調査であれば、その場で研究者が回答を記録するため、本問で問われている「代理回答や記入ミス」は起こりにくいと考えられます。

留置調査になると、質問票を渡して研究対象者側に回答を委ねる(答える・記入する)ことになるので、どうしても「代理回答や記入ミスが起こりにくい実施方法」とは言えなくなります。

能力は様々なので、当人にその気がなくても記入ミスが起こり得ますし、「めんどくさいから、アンタやっといて」みたいに他の家族成員に委ねるということも起こり得ますね。

それぞれの調査法には特徴があり、それぞれメリット・デメリットがありますから、自身の調査研究の目的や研究内容に応じて使い分けることが望ましいと言えます。

以上より、選択肢②が不適切と判断でき、選択肢③が適切と判断できます。

引用URL:https://public-psychologist.systems/16-心理学における研究、心理学に関する実験/公認心理師%E3%80%802023-81/

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