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藤原ちからの欧州滞在記2024 Day 33

水曜日。朝の振り返りタイムの後、雨も降ってるし、ちょっとシエスタしてから、それぞれリサーチへ。少しずつ町を観る解像度が上がってきたのを感じる。昨日「共生」を感じたバルへ。昨日の店員さんはいなくて、雰囲気はやはり変わる。坂を上り下りする。サンフランシスコ地区に戻って、さてどうしようか、と馴染みのバルでピンチョスをつまみながら構想を温めていると、実里さんから連絡があって、昨日会ったイタリアから来てるキアラさんが飲もうと言ってるとのこと。萌さんも含めて全員合流し、22時から始まるアスレティック・ビルバオの試合を観るためのバルを探す。Zabala地区でいくつか当てにしていたところはあったけど、そんなに盛り上がってなかったり、店じまいだったり……こうなったら我々のホームであるサンフランシスコに戻ってみよう、と思ったら、いつものガンビアバルはネットの調子が悪くて試合中継に繋がらないらしい。カスコ・ビエホ(旧市街)に行くといいよ、とテラスで飲んでるおじさんが教えてくれたので、まあ近いし行ってみるか、と橋を渡る。そこも盛り上がってると言うにはほど遠く静かな感じで、とはいえ、いくつかの出会いがあり、やや複雑な気持ちにもなりつつ、詳しくは今は書かないでおく。こないだのサン・マメスでの観戦が初サッカーだったはずの萌さんは、意外にも戦況をかなり理解しているっぽい。ビルバオに来る前は、サッカーには興味あります?と訊いてもかなり冷淡な反応だった(というか、興味ないです、とはっきり言っていた)彼女が、こっちに来て多少サッカー文化に関心を抱いてくれたようなのは嬉しい。帰ってからYouTubeでいくつか試合のダイジェストや、レアル・ソシエダにいる久保建英の流暢なスペイン語のインタビューなどを一緒に観る。久保くんすごくない?

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