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Day275 良いお年を(ち)

大晦日。この3〜4週間、日記を書く余裕も情熱もなかった。主に「演劇クエスト」の執筆に集中していて、そのまま朝を迎えることも何度かあった。口内炎ができてまだ完治していない。今までのようなリサーチのやり方が(コロナのせいで)できないこともあり、「演劇クエスト」にとっては新しい挑戦になっている。遠方からもぜひ来て、とは言えない状況だけど、まずはお近くの人にぜひプレイしてもらいたい。1月16日からこちらのナミキ・アート・プラスでお目見えする予定。

例のオンラインゲームも続けていて、そっちはそっちで動きもあった。最大のトピックは、例の期待の新人(もう新人じゃないけど)がギルドを抜けた後、ほうぼうでトラブルを起こしてまたうちのギルドに戻ってきたことで、そのトラブルによって発生した苦情がわたしのところまで届いた。とはいえ直接迷惑をかけられたわけじゃないし(たぶん……)、他に行くところがないんだったらうちにいればいいんじゃない?……と思いながら今日に至っている。不完全な人間同士、それなりに共存してく道を探ってはいきたい。

攻撃性や暴力はどうやったら解除できるんだろうか。押さえつけるのじゃない形で。

みのりさんと昨夜つらつら話したことだけど、2020年でよりぐっと前景化してきた「分断」はたぶん2021年も簡単には収まらないだろう。何を信じていいかわからない世の中で、この「崩壊」はもはや行くとこまで行くしかない気もしていて、そこでこれまでみたいにうっかり「自分が頑張って支えよう、変えよう!」と考えるとしんどい目に遭いそうだから、なるべく低空飛行で、地に足つけつつ、でも実はちょっと浮いているような状態で、いつでも飛べる準備はしておきたい。逃げるためにも進むためにも。

そういう意味では、2020年、非情な無責任さを体得する年でもあったのかもしれない……。

来年の抱負は……というと「寛容さ」についてあらためて考えている。何でもかんでも受け入れよう、ってことではなくて、「合わないところは合わない」とむしろ認めて違いとして受け止めて、その上で、どこで折り合えるか探りたい。コロナへの対応ひとつとってもわたし(たち)の感覚からすると唖然とさせられる言動をしてる人は多いけど、他人は他人、いちいちけんけんしないようにしたい。一緒に仕事する時にこちらの考え方(今は原則として対面では会えません、とか)を尊重してくれさえすれば、それだけで貴重な仲間だと思いたいし、話ができる、聞く耳を持ってくれている、というだけでも、すごくありがたいことだ。

このことはTPAMフリンジに参加する「Solidarity?」でも探っていくことになるかも。でもこのプロジェクト、「無理しない」をモットーにしたいので、人によっては「やる気あんのか?」と思われるような感じになるかも。まあひとつ寛容によろしく……。

さくっとスーパーに買い物行って帰ってきて、大掃除をさっさかしてたら、東京の感染者数は一気に増えて1337人、神奈川も588人というニュース。大晦日にえぐい数字や……。良いお年を。ほんとに、良いお年を。元気にまた会いましょう。萩錦酒造さんに送ってもらった日本酒と共に、正月を過ごしたい。

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