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藤原ちからの欧州滞在記2024 Day 46

火曜日。身体の芯に疲れが溜まっているのを感じる。ゆっくり目覚める。実里さんが昼寝しているあいだ、昨日までの日記を書く。それをやりきらないことには、ここから快復できない気がした。スーパーで買い物。物価は高い。いちごを買う。いちごに救われる。
 
16時から、濱田陽平さんが仲間とやっている即興の会に混ぜてもらう。会場は倉庫のような建物で、県の持ち物らしい。参加者はわたしたちを入れて6人。全員がダンサーというわけではない。ゆっくり動いたり、シアターゲームをしてみたり。外に出て、よりダイナミックに遊んでみる。なんとなく、空を飛ぶカモメとの距離が縮まっていく感じがする。たまにこういう集まりをしているらしい。そうか、濱ちゃんはこういう世界で生きているんだな……。豪雨が降ってきた頃合いで、おひらきに。


参加者のひとりに車で送ってもらって、海沿いのサウナへ。水風呂の変わりに海に入ることができるけど、めちゃめちゃ冷たくて、わたしや実里さんは膝までしか入れない(濱ちゃんは全身入っている……)。1時間ちょい。身体がぽかぽかして、だいぶデトックスできた気がする。
 
帰宅してから居酒屋ごっこ。濱ちゃんが先日レゴの世界大会の通訳を引き受けた時に日本チームからお土産にもらったという品の数々や、自家製のキムチや味噌などいただきながら、ちびちびと飲む。やがて実里さんのいびきを聴きながら、濱ちゃんとふたりで話し込む。こうやって濱田陽平さんとゆっくり過ごしながら話を聞いてみたいと思ってノルウェー行きを決めたのだけれど、やっぱり来てみてよかったな、と心から思う。そうしないとわからない彼の側面に少しずつ触れることが、たぶん、できつつある気がしているし、彼のビジョンを通して、ボーデ、や、ノルウェー、や、北欧、の文化に触れることもできるのかもしれない。

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