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不動産ど素人の私が我が家を購入するまでの話 7話

ライフラインについて確認する上で大事なこと
 ①ハザードマップ で安全かどうか。
 ②坂道、崖、危険な道路などの有無と把握。
 ③車でのアクセスは安全に出来るかどうか。
 ④旧地名はどうか。
 ⑤その物件の周辺の用途地域の変更を伴う、開発予定の有無

④旧地名はどうか

 これは①ハザードマップ にも関連するのですが、現在の地名は、様々な理由から変えられているところが多いのですが、旧地名を辿ると過去の災害や、地域一帯の特徴や、どの様な用途に使われていたかだったり、どの様な地形だったのかヒントになることがあります。

 開発されている地域からちょっとはみ出しているところなど、条件の割に異様に価格が抑えられている場合は地名及び過去の歴史が原因となっていることもある場合があります。

 詳細は検索していただくと色々出てきますが、主に地盤に関するものや水害や崖崩れなどの警告ととれる様なところだけでなく、原因は不明ですが明らかに不吉すぎる地名もあります(泣)

 詳しくは書きませんが、鬼だったり供養だったり腐れだったり…。

 あとは『大島てる』さんの事故物件情報サイトでは過去の事故の情報を40年分位は遡って載せてくれているところもあります。そういうのも気になる方はご覧になってみてください。

 事故物件の内容は主に心理的瑕疵が多いのですが、建物を取り壊して年数が経てば瑕疵ではなくなり告知義務違反とならないケースもあるようで、後々のトラブルにならないように、注意が必要ですね。

 私の経験では、検討していた物件周辺が広範囲の池であり、昔に埋め経てていたことを教えていただきました。
 ハザードマップ で調べると、深いところで2mも冠水することがわかりました。

⑤その物件周辺の用途地区変更を伴う、開発予定の有無

 物件検討もいよいよ絞られて来た時、ここで契約を進めようと決めた物件がありました。
 
 たまたま他の不動産屋さんにも物件を探してもらっていてその事を伝えた時に教えていただいたことに、開発予定の情報がありました。

 それが用途地域変更を伴う開発予定だったのです。

 新築4LD、3200万円、角地、低層住宅街で、山の上で、道路幅も申し分なし、車通りも少なく、陽当たりの良い物件でした。
 公園も近くにあり子供の生活も安全で、生活するイメージも持てたところでした。

 しかし、近い将来物件の真前の道路含む一帯が国道開発に伴い片道2車線の道路が出来るとのことでした。路側帯しかないのに(泣)
 用途地域が変更されることで、商業施設やマンション、アパートなどの高い建築物に陽当たりも遮られる可能性もありました。

 将来何かしらの開発、道路事情でセットバックが必要となれば、建て替え時に土地面積が縮小する可能性も。ましてやセットバックどころか道路にされたら目も当てられません。

 土地の買収トラブルでは、道路開発に必要な土地代だけ国や県に買い取られ、残りの土地は価値がなくなる可能性も…なんてことを聞きます。

 上記のことから条件に合わなくなってしまうのとただならぬリスクを感じたので話を白紙に戻したのは言うまでもありません。

 逆に用途地域の変更により、利便性が向上する可能性もあるわけですが(笑)

 以上の様に、検討している物件の用途地域が変更されたり、開発で大きく環境が変わる可能性がありますのでこれも注意が必要だと思います。

 続く