オプティマス ストーリー vol.4~タイ奮闘記「日本帰国編🛫 」

こんにちは、とうとう「タイ奮闘編」最終回となりました。年内に無事結末をお伝えできてよかったです。では最終章、ぜひ楽しんでください!

タイで話題の日本人女性経営者
その後、事業は現地でどんどん拡大していきます。タイに日系のメーカーが多く進出しており、工場をはじめ遮熱塗料の需要は右肩あがりです。そして女性起業家として髙尾自身もちょっとした話題にもなりました。日本から来た女性経営者が1tトラックで田舎道を走り回ってるんですから。当時、施工もスタートしていたので髙尾が地元の現場をのぞきこんでは直接職人さんをスカウトしてまわり、毎日彼らをトラックの荷台に乗せて現場に向かうわけです。また、とある日は現地で某社長とのアポイントメントに向かうところ、障害物に道を阻まれてしまいます。「牛」です。日本ではなかなか見ることのできる光景ではありませんが、目の前に迫るアポの時間に間に合うためには牛に移動してもらうしかありません。GUCCIの靴で牛を道端へ押し、追いやります。泥だらけのGUCCIの靴に涙をのみつつも、髙尾は突き進みました。

高尾写真_2

光触媒技術に導かれて
タイでのビジネスは順調でした。事業も安定し現地社員に任せることもできるようになりました。そんな時、工場の屋根に塗装した真っ白なうちの遮熱断熱塗料が当時のタイの大気汚染のせいですぐに汚れてしまう事象に悩んでいました。汚れると反射率が落ちてしまいます。そこで運命のキーパーソン、ヒラシマさんの再登場です。「セルフクリーニング作用のある光触媒を上に塗ってみたらどう?」と目から鱗のアドバイスが!当初は光触媒のコーティング剤を塗料の上から塗ってみるものの、クリアーで見えにくくうまく塗ることができませんでした。いろいろと試行錯誤を何度も繰り返し製品開発を進める日々でした。ある日母に電話をし、光触媒の話をしたところ、その頃堺の工場でお世話になっていた堺市の技術担当の方この話に興味を持ち、大阪府立大学の先生をご紹介していただくことになりました。そして先生も「ぜひ研究をご一緒したい」という話になり、なんと産官学で共同研究をスタートすることになったのです!オプティマスの光触媒塗料開発のはじまりでした。この誕生秘話でnoteが1本書けてしまいそうなので、またの機会にみなさまにお披露目いたします。

インディペンデントウーマン
髙尾はそもそも大変自立した女性です。それは起業家としてスタートした母親ゆずりの部分もあるかもしれませんが、アメリカで培われた独立精神、タイでの奮闘を経て色々なビジネスに挑戦し続けていました。アパレル事業に挑戦してみたり、雑貨の買い付けをしてみたり。その中でもタイでのペントハウスのプロデュースは大変話題となり、現地ELLE DECORで特集を組まれるほどでした。そこで髙尾もなんとなく気づいていましたが確信しました「やはり自分はインテリアや建材など、住空間の商品企画やブランディングが向いている」と。その頃、髙尾自身のタイでの環境問題に対する意識の高まりもあった為、開発した光触媒塗料が環境に対してメリットがあることは分かっていました。よりエコに対する対応が進んでいるヨーロッパでこの塗料を広めたいという夢が生まれました。そのためにはブランディングが必要です。made in Japanのブランディングを模索するため、日本帰国を決めます。

高尾写真_1

今私たちが日本で取り組んでいること
ドタバタなタイ奮闘記を終え、日本に帰国した髙尾は大阪と東京にオフィスを構え、2拠点を行き来しながら営業とブランディングに奔走しています。今最も力を入れているのが、世界基準の抗ウィルス性能試験をクリアした(リンクを張ります)オプティマスインテリアメディカルペイントの販路を広めること、そして、環境配慮型のオプティマスの塗料をSDGsの開発目標に照らし合わせ、グローバルに展開していくことです。
髙尾のタフさと根性にさらに磨きがかかったタイでのかけがえない日々は、髙尾の環境に対する意識を確固たるものにしました。そしてそれは今、ブランディングの大きな軸になっています。

プレゼンテーション2

私たちがオプティマスの塗料をとおして、地球のために、そして地球に住むあなたの為に何ができるのか?次回のnoteでは私たちが掲げるSDGsの達成目標についてお伝えする予定です。




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