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ライフイベント

例えば、出生、小学校入学・卒業、就職、恋愛、
結婚、出産、交通事故、人事異動、病気...等、
ライフサイクルの中で起こる様々な出来事を
「ライフイベント」と呼びぶ。

発達課題と似ているが、以下の点で異なる。

発達課題は、全ての人の共通する身体・心理・社会的な課題。
一方、ライフイベントは、個々の人生あるいは地域や時代によって異なる。

面接で生活歴を聞く場合、
「年齢」という時間軸に沿ってライフイベントをたどっていくと良い。
すると、どのようなライフイベントを体験してきたのか把握しやすくなる。

しかし事例の語りは、時間軸に沿って話すことはなく、
話しがアッチへ行ったりコッチヘ行ったりする。
支援者の頭の中に「時間軸」を作り、
聞き取った情報を時間軸に落とし込んで整理する。

ライフイベントは、時代や地域によって異なる。
昭和の時代と令和の時代では、情報や文化が異なる。
また、山間地域や大都会では、人口はもちろん店舗の数、
公官庁の有無、交通機関の発達状況が異なる。

つまり、ライフイベントは、
時代や地域や文化の影響を受ける...と理解しておくと良い。

事例が生きた時代や地域の特性を把握しておくことは、
支援者として必要なことなのである。


冒頭の画像は、featurecompassさんのものをお借りしています。
ありがとうございます。