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銀行口座分けラクラク家計管理術

家計管理をどのような方法で行っていますか?私は銀行口座を分けて管理しています。家計管理に使っている銀行口座は6つです。


口座の管理は月に1回コンビニATMから楽天銀行へ入金をして、スマホで月に1件の振込作業をするだけ。資金移動はほぼ自動化されています。


口座6つは多いかもしれませんが、自動化されているので管理の手間が非常に少ないラクラク家計管理です。


銀行口座を目的ごとに分ける

まずは銀行口座を収入、貯金、支出のいずれかの目的に分けます。(人によっては投資用の証券口座もあります)


口座の数はいくつでも構いません。貯金(貯めるお金)と出金(使うお金)の口座を分けると管理しやすいです。


1. 【貯金口座】と【収入・出金口座】で分ける
2. 【貯金・収入口座】と【出金口座】で分ける
3. 貯金、収入、出金口座をそれぞれ分ける


私が使っているのは6つの口座ですが、2の【入金・貯金口座】と【支出口座】という考え方で分けています。


1. 夫名義りそな銀行(収入・貯金口座)
2. 楽天銀行(支出口座:資金移動、カード引落、楽天証券との連携)
3. 夫名義みずほ銀行(支出口座:管理費、共済などの口座振替)
4. みずほ銀行(支出口座:子どもの給食費引落)
5. ソニー銀行(支出口座:特別費の置き場)
6. 住信SBIネット銀行(支出口座:私のこづかい)


ひとつの口座で管理したい人は目的別口座を作れる銀行(住信SBIネット銀行、GMOあおぞらネット銀行など)を利用すると良いと思います。


収入・貯金口座について

夫の収入口座が入金口座になります。児童手当もこの口座です。夫が貯金分を除いた生活費を下ろし、現金で受け取っています。


ATMに行く回数


・夫が月に1回(りそな銀行ATMから生活費の出金)
・私が月に1回(楽天銀行口座へコンビニATM入金)


追加の入出金をしにいくことはほぼありません。


入金口座から出金口座へ手数料無料で振込できる方はATM入金さえ不要で、ATMに行く回数を月に1回以下に減らせる可能性もあります。


財布の現金はひと月2万円

夫にこづかいとしてその場で3万円を渡し、現金支払い用の財布に2万円を入れます。(こづかい、財布の金額は自分の生活に合った額でOK)


支払いはほぼキャッシュレス。現金を使うのは子どもの集金、習いごとの月謝、診療所など。現金を使う機会は限られているので袋分けなどの作業はしません。


財布の2万円は全額使い切らないことが多いです。残金はそのまま財布に残します。翌月になったら財布に2万円を再び追加します。


1年くらい経つと財布の現金が10万円くらいになりました。ちょっとした予定外の出費でも対応できる状態になってます。(現金支払いの多い月もあるので、だいたい10万円前後で推移してます)


夫のこづかいと財布の現金以外のお金はすべてコンビニATMから楽天銀行に入金しています。楽天銀行は3万円以上なら入金手数料はかかりません。


振込手数料無料回数が1回でも4つの口座に資金移動

わが家の家計用口座は6つです。りそな銀行の出金と楽天銀行の入金を除くと残りは4つ。4つの口座に資金移動しないといけません。


楽天銀行は条件に応じて5つの会員ステージがあり、ステージごとに振込手数料無料の回数が決められています。


・スーパーVIP(振込手数料無料3回)
・VIP(振込手数料無料3回)
・プラチナ(振込手数料無料2回)
・アドバンスト(振込手数料無料1回)<<< 私のステージ
・ベーシック(振込手数料無料なし)


私は下から2番目の「アドバンスト」というランクです。振込手数料無料回数は1回です。これでは足りない…?


いいえ、振込手数料無料回数が1回でも4つの口座に資金移動できるのです。


毎月おまかせ振込予約(手数料無料1回分) ⇒ 夫名義のみずほ銀行へ
無料送金アプリpring(プリン) ⇒ 私名義のみずほ銀行へ
定額自動入金サービス(手数料無料) ⇒ソニー銀行・住信SBI銀行へ


資金移動先が定額自動入金サービスに対応していることがキモです。楽天銀行には定額自動入金サービスがないこともあり、移動元(中心的存在)になりました。


▼定額自動入金について▼


自動化の仕組みをつくる

毎月指定日振込と定額自動入金サービスを設定すれば、資金移動が自動化できます。手数料がかからない上に自動化されるので管理が非常にラクになります。


給料日に複数の銀行のATMを渡り歩くこともなければ、スマホやPCでの振込操作さえ不要になります。


私は楽天銀行の会員ステージが低いこともあり、無料送金アプリprin(プリン)を使った振込作業をしますが、月に1件です。


会員ステージをあと1上げれば無料回数が2回になり、振込作業自体なくなります。なんとか会員ステージを上げたいものです(笑)


送金アプリprin(プリン)で無料で資金移動できるのは月に1回までですが、それでも個人的には大助かりです。詳細は公式サイトを参照ください。


支出(引落し)口座について


◆夫のみずほ銀行口座

管理費、共済などカードが使えない口座振替用


毎月の引落金額がほぼ決まっています。指定日振込機能で移動するだけ。端数の残金が出てもそのままです。


◆私のみずほ銀行口座

子どもの学校給食費の引き落とし用


夫の口座にしなかったのは単なるミスです。(子どもふたりが卒業したら使わなくなる口座になりそう)


二人分の給食費が9,400円で毎月1万円入金しています。残金はそのまま口座に残します。1年半後には口座の残金が給食費1カ月分になります(笑)


◆ソニー銀行口座

特別費(年払い)用の積み立て


年払いのある月などまとまったお金が必要になるときのために、金額を決めて積み立てています。毎月5日に定額自動入金サービスの設定をしています。(口座に入金されるのは毎月10日ごろ)


普段は下ろしません。必要に応じて出金します。出金方法は3つです。

1)使うときに引き出す
2)クレカを利用して支払い、引落口座の楽天銀行に資金移動
3)口座に紐づいたデビットカードで購入


2)になることが多いです。ソニー銀行はデビットカードを発行していれば毎月2回振込手数料無料です。アプリから楽天銀行に振り込みます。


◆住信SBI銀行口座

私のこづかい口座


こづかいは毎月1万円です。毎月27日に定額自動入金の設定をしています。(口座に入金されるのは月末〜翌月2日ごろ)


こづかい管理もキャッシュレスです。


▼私のこづかい管理について▼


◆楽天銀行

クレジットカードの引落口座


すべての資金移動を終えた後の残金が1カ月に使えるカード代の予算です。電気やガス、スマホ代といった固定費もクレジット払いにしています。


カード代予算のうち固定費を除いた分が、日常生活で使えるクレジット予算です。


カード代が予算以下で収まった場合、残金はそのまま口座内に入れっぱなしです。予算オーバーの月があっても残金の範囲で対応できます。


毎月の支出はどうしてもデコボコするので、余る月は多く使う月のために備えます。


残高不足にならない理由

銀行口座管理でできることは、貯金、資金移動、決まったお金(口座振替・カード代)の引き落としです。


特別費用口座を除き、支出口座へ入金したお金は引き出しはしません。生活費を把握して生活費(予算)の範囲で暮らしている限り、残高不足は起きません。


銀行口座分け管理で残高不足が起きる場合、下記の原因が考えられます。


1)目的以外の引き出しをしている
2)生活費以上に使っている
3)貯金額に無理がある


残高不足が起きたら口座を確認し、原因を考えます。貯金の金額に無理があって生活費が足りなくなるケースもあるので、適正額に修正します。使い過ぎの場合は買い物のクセをチエックし改善します。


アプリで残高・収支チェック

家計簿アプリを使うと複数口座の残高チェックが簡単です。私はMoneytree(マネーツリー)を使っています。銀行口座とクレジットカードを登録して残高をチェックしてます。

2022年からは【Mable】(メイブル)というアプリに切り替えました。ちなみに【メイブル】のベースはMoneytreeです。


残念なことに、2020年6月から楽天銀行の明細が取得できなくなっています。Moneytreeと楽天銀行の契約上の問題のようです。(Moneytree側は合意できるようにしたいとのこと)

楽天銀行を利用している方は、楽天銀行アプリかZaimなど別のアプリで残高確認をすることになります。

2021年10月1日より楽天銀行対応再開しました。ただし、普通口座のみです。


家計簿が苦手でも口座管理なら収支を把握できる

家計管理(かけたいところにお金を使う)では、紙でもエクセルでもアプリでも家計簿は必要です。


▼家計管理の目的と手順について▼


私はアプリで残高確認、収支は紙の家計簿で管理しています。アプリをフル活用して家計簿機能を使えばいいのですが、紙の家計簿の方がしっくりくるアナログ人間です(笑)


銀行口座分けなら目的別の口座を見れば毎月の固定費やカード代を把握しやすいので、家計簿を付けられなくても収支の傾向を把握できると思います。


家計簿をどうしても付けられない場合は、アプリで月末に銀行口座残高と収支のチェックをして振り返りを必ずします。振り返りが家計管理力UPにつながります。


家計管理をラクにしよう

銀行口座分けの家計管理をお伝えしました。


・目的ごとに口座を分ける
・資金移動は手数料無料で自動化する(振込予約、定額自動入金サービス)
・支払いは可能な限りキャッシュレス
・残高と収支のチェックを月末に必ずする


口座の数は少ないに越したことはありませんが、自分の目的にあっていればいいので、ひとりひとり最適数は違います。


ネット銀行はハブ的な役割が果たせるので便利です。収入、貯金、支出のどの目的でも向いてます。ネット銀行のサービスを組み込めば、口座の数が多くても管理の手間は増えません。


ストレスフリーの家計管理をしましょう。


▼当記事のアイキャッチ画像(イラストACのくらうど職人さん)▼


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