定額自動入金サービスのススメ
私は銀行口座分けで家計管理をしています。資金移動に定額自動入金サービスを組み込んで口座管理を自動化しています。
定額自動入金は手数料無料で資金移動できる便利なサービスですが、意外と知られていないようです。定額自動入金を使ったことのない方に向けてサービスの内容を紹介します。
定額自動入金とは
定額自動入金とは、他の銀行から毎月の指定日に一定額を定額自動入金サービスが使える銀行口座へ自動的に入金できるサービスです。
銀行によって、定額自動入金、毎月自動入金、おまかせ入金、資金お取り寄せといった名称がついてます。
金額は1万円から千円単位で設定でき、手数料は無料です。
定額自動入金サービスが使える主なネット銀行
定額自動入金サービスが使える主なネット銀行です。日付は移動元の銀行から引き落とされる日です。
・イオン銀行(6日または23日)
・じぶん銀行(6日または23日)
・ジャパンネット銀行(5日または27日)
・住信SBIネット銀行(5日または27日)
・セブン銀行(26日)
・ソニー銀行(5日または27日)
・大和ネクスト銀行など(6日または27日)
※2020年7月時点
上記のネット銀行に口座をお持ちなら、都市銀行や地方銀行などの給与振込口座から手数料無料で資金移動できます。給料日にATMで入出金操作をせずに済みます。
定額自動入金サービスが使えない主なネット銀行
GMOあおぞらネット銀行、新生銀行、楽天銀行、ローソン銀行など
※2020年7月時点
定額自動入金が使えない銀行は移動元として使います。私は楽天銀行を移動元にして、そこから他銀行へ資金移動しています。
定額自動入金のデメリット
◆実際の入金に時間がかかる
移動元の引落日から4~5営業日後に移動先に入金が反映されます。土日祝日がからむと約1週間近くかかる場合があります。
私は毎月27日に楽天銀行から住信SBI銀行への定額自動入金を設定してます。2020年6月27日は土曜でした。
・楽天銀行での引落 ⇒ 6/29(月)
・住信SBI銀行への入金反映 ⇒ 7/3(金)
実際の資金移動に1週間かかりました。
少々日数がかかっても差し障りのない口座の資金移動に向いてます。
◆1万円以下、1~100円単位で入金できない
設定金額は1万円以上千円単位です。1万円以下の移動、1~100円単位の細かい金額は指定できません。資金移動の金額が毎月変わる場合は不向きです。(毎月の期限内に金額変更は可能ですが、毎月設定し直すのは面倒)
◆移動できるのは本人名義のみ
定額自動入金は本人名義の口座間に限られます。仕送り等に使えません。仕送りは同じネット銀行口座同士なら手数料無料で振込できるところがほとんどなので振込予約を使います。
※同じネット銀行同士でも振込手数料がかかるところもあります。利用前に確認してください。
毎月指定日振込予約との違い
資金移動は振込が一般的です。銀行では毎月の指定日に指定金額を振込できるサービスがあり、家賃等の振込に便利です。
指定日振込予約のメリットは指定日当日に資金移動ができることです。(指定日が土日祝日になる場合は前後の平日を設定)資金移動には指定日振込予約を使う方が便利です。
振込のデメリットは手数料がかかることです。銀行によっては条件に応じて手数料無料で振込できますが、無料でできる回数が決められています。
・無料回数の範囲で足りる ⇒ 指定日振込予約を使う
・無料回数では足りない ⇒ 定額自動入金を使う
手数料無料の振込回数が少ない場合、定額自動入金を使うと無料で資金移動できます。定額自動入金の資金移動は振込回数としてカウントされません。
毎月の資金移動をラクにしよう
定額自動入金について紹介しました。貯金口座を分けている場合の資金移動に使うと便利です。
一度設定すれば、資金移動のためのATM操作やネットの振込操作が不要になります。毎月の資金移動をラクにしましょう。
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