読書ノート:『西洋美術史』(高階秀爾, 2002)
大晦日〜元旦にかけて、高階秀爾監修『西洋美術史』を読んでいました。その説明と感想を以下にまとめます。
どんな本か 「古代から20世紀末までの西洋美術史を概観する」という趣旨の、高校世界史の教科書のような本です。ここでいう「西洋」とは、古代ではギリシア・ローマおよびそこに影響を与えたエジプト・メソポタミア、中世〜近代ではキリスト教圏ヨーロッパ、現代でアメリカを加えた範囲となっており、地域というよりは文化的連続性によって規定されています。また、「美術」とは 彫刻・絵画・建築・