ゆっくりさんとの感覚の違いは、想像の斜め上だった。
ゆっくりさんは、初めての場所や人や出来事が
とても苦手で。不安が強く
見通しがあると安心できるので
タイマーなども有効です。
さらにゆっくりさんの特性として、
感覚の過敏がある方が多いようです。
たとえば、レタスを食べる感触は
ガラスを噛んでるように感じるとか
かなり遠い場所にいる人と近くの人の声が
同じボリュームで聴こえてくるなど。
ただ、この感覚過敏って当事者の方にしか
なかなか実感として分かりにくく、
子どもたちに聞いてもはっきりとした
答えが返ってこないことも多い。
先日奇跡的な巡り合わせで出逢った
リラクゼーションマッサージをされている
セラピストの方が、めちゃめちゃご近所さんで。
ご飯のお誘いをいただき、色々なお話を
伺うことができました。
この方は、ゆっくりさんのボーダーで、
感覚過敏が今もあるということでした。
中学生になるまで学校は勉強をしに行く
ということが分かっていなくて、
とにかく勉強が分からなかったそうです。
でも、いつも周りに恵まれて誰かが
手を差し伸べてくれたと仰っていました。
人徳ですね✨
この方にご自身の
感覚過敏についてお話を伺ったのですが、
私にはその感覚の違いが
想像の範疇をかるく超えてくるので、
めちゃめちゃ面白く興味深くて、
それでそれで?と色々
教えてもらっちゃいました。
たとえば、その方のお母さんから大人になり
あのときは本当に困ったと聞いた、という話…。
子どものころ、洋服の準備が出来ないから、
お母さんが選んで用意してくれていたんだけど、靴下が嫌で泣きわめいてたと。
当時お子さんだったその方の気持ちとしては、
靴下にも波動(!)みたいなものがあって、
着ている服とぴったり合わないと気持ち悪くて
泣いてたそうなんです。
お母さんにその靴下は洗濯してるからと
言われても嫌で泣きまくったら、
お母さんがドライヤーで乾かしてくれたけど、
生乾きの靴下をはいてみたら気持ち悪くて、
そこでようやく違う靴下にできた、とか。
波動🤣🤣そらわからん!!!
この感覚は
当事者の方にしか分からないですよね。
波動はお母さんにはわからない🤣
なんで靴下一枚でこんなに
泣き喚くのか?ってゆっくりさんママの中には
悩んでる方も多いと思うんですが、
この話を聞くと、ある意味
スイッチを切り替えれられるんじゃないかなと。
波動ならもはや仕方ない🤣って。
感覚過敏というから私たちが感じない
痛みの様な感じでチクチクするのかなー?
とか色々想像を巡らせるけど、
当事者の方の話を聞くと、いきなり
ストンとふに落ちる。
あとは、会話は左耳で聞かないと入って
こないけど音楽は右耳で聞きたい、とか。
大人と手を繋いで嬉しくなる人と、
手を繋いでいる間中、
ぞわぞわ体中にくる人がいたとか。
お母さんの希望するスケジュールが嫌なときも
「ここで◯◯するけどいい?その前に
ジュース飲めばがんばれる?」と
聞いてくれていて、
先に聞かれると、いいよと言ってしまった手前、
なんとか頑張れることが多かった、とか。
ゆっくりさんだから苦手はあるけど、
少しずつ慣れていくことも大切なんだと。
お母さんナイス配慮だなーと
思わされる工夫と
ゆっくりさん側から見ると
そうなのかーという気づきが沢山✨
手伝ってもらう側で
出来ないと思われがちだから
どうしても上から見られるけど、
理解できないのはお互い様だから
理解できないもの同士として接してほしいと。
他にもほぉ〜!!
ほぉおお〜という話をいっぱい聞いたけど
お忙しいご飯を食べながらだったのと
あたくしの脳のハードディスクに
収まりきれず🤣
たとえば、甥っ子のオムツを私が女性用トイレで
変えたあと、甥っ子が手を洗わなかった話を
したら、すぐに「女性用だったからでしょ?」と
私の見立てと同じ返答が返ってきて。
他にもいくつか。
なんだか答え合わせしているような
やっぱり間違いじゃないんだと
嬉しい気持ちになりました😊
この方のお話、ゆっくりさんのお母さんたちに
いつか聞かせたい〜〜!!
なんてゆう夢も広がります。
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