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〈雑感〉【ペーパーマリオRPG】①ホントにここからスタートなの…??


ペーパーマリオRPGプレイ記①

(ネタバレあり)
「マリオ」といえばやはり、2Dアクションの代名詞ですが、物理的(?)に2Dのペラペラな紙のようなこの「ペーパーマリオ」が活躍するジャンルはRPG。

今作は2007年に発売された作品のリメイク。発売時には遊んでなかったので完全にご新規プレイヤーなおぽのです。

とはいえ前作『マリオストーリー』はプレイ済。おそらく今回も「ピーチ姫を助けに行く道中で色んな種族の仲間を増やしてクッパを倒す物語…」でしょう!勝手はわかっておりますとも、ええ。


なんか知らん話が始まったぞ?

驚愕。

治安の悪い街に、とびっきり明るいBGMが流れる。

冒頭のおとぎ話でいきなり国が一つ滅んでますし、初めて登場する街が「ゴロツキタウン」…??しかもこの街が拠点の役割なの…????

前作にあたる『マリオストーリー』はちゃんとキノコ王国内の物語だしキノコタウンだし、お約束の通りピーチがクッパにさらわれる物語だったので余計に異質です。

それもこれも今作を作ったのが、戦記物SRPGが大得意な会社さんなので、“ゴロツキ”に対する造詣が深いのも当然といえば当然…なのでしょうか。

なんて面食らっている場合じゃありません。街並みも画面上に移る全てはCGなのですが、それにもかかわらず細部に至るところの紙っぽさ!

このジオラマ感は素敵です。たとえ背景で、マフィアとならず者が抗争を繰り広げてても。

物騒な街で最初の仲間クリボーのクリスチーヌと出会います。

さっき見ず知らずのこちらを盾にしたのは忘れてないからな。

特技は『ものしり』。書物を片手に目の前の敵を分析し、体力と、攻撃力と、守備力と、弱点と、注意点と、それら必要なことを伝えた後にちょっと毒づきます。

『ものしり』のおかげで、なんだかんだ彼女に関連するテキスト量が半端じゃない。人を見かけては「この人のこと教えて?」とクリスチーヌを呼び出し、街を移動しては「この場所のこと教えて?」とクリスチーヌを呼び出し、宝箱だろうがスイッチだろうが、クリスチーヌが何か知ってそうだったら、無邪気なお子様感覚で「これ何~?」ってクリスチーヌを呼び出します。

その都度色々クリスチーヌがしゃべってくれるのでこれが面白い面白い。一生前に進めなくなるのでいい感じのところで自制するのが吉。


ぼうりょくはすべてを解決する

悪名高きゴロツキタウン。クリスチーヌを教育したフランクリ先生の助言をもとに街の地下のどこかにあるという「1000年のトビラ」を探すため散策していると、結構な頻度でヤカラに絡まれます。

10コイン払うか、力ずくで追い払うか。

戦闘、この時の相手は『ガース』。HP20、こうげき力 3、ぼうぎょ力 0。
なーんだザコじゃん、と思ったら大間違い。

「ペーパーマリオ」のダメージ計算式は、(攻撃力ー防御力)の値。
攻撃も防御も一桁が基本なのです。

そしてこの時のマリオは、HP10、こうげき力 1、ぼうぎょ力 0。
なーんだザコじゃん。

普通にやったら勝てない…と思いきや、結構何とかなります。戦闘にはクリスチーヌもいるので、彼女も使うと二人で合わせて1ターンに4ダメージを相手に与えることができます。すなわち、できるなら5ターンでけりが付くということ!

生命線となるダメージを増やす、あるいは減らす方法が「アクションコマンド」

ジャンプなら敵を踏んづける瞬間にAボタンを押す。
ハンマーならスティックを左に引っ張ってタイミングよく放す。
敵の攻撃に合わせてAボタンやBボタンを押してガードする。

オーソドックスなコマンドバトルと思いきや、ちょっとしたアクション要素がこれまた楽しい。技ごとに実に多様な、「アクションコマンド」が出てくるので、RPGなのに意外と手元が忙しいゲームです。

やっぱり肉体言語よ。
にしてもケンカの売り方が古臭いな…。

とつぜんきゅうに呪術

言い方がかわいいね。

「1000年のトビラ」を探す道中、黒い宝箱を解放すると、恐ろしい謎の顔があらわれて適当な呪いをかけて去っていきます。

呪われたマリオは、パタパタと折りたたまれ紙ヒコーキの姿に…。なんと恐ろしい呪いでしょうか。ヒコーキとは名ばかりの落下するオリガミの姿にさせられてしまうのです。一時的に。

ヒコーキのマリオは、風に乗り少し遠くへ飛ばされてしまいます。工夫次第でもう少し長く飛行できます。

(これ…ただの特殊アクションかぁ…)

半分が優しさでできてる。

教えてもらった呪われたヒコーキの力を駆使してたどり着いた先、そここそが旅の目的地「1000年のトビラ」でした。

荘厳な中から感じる紙っぽさ。

ペーパークラフト感がすごいです。

細かくカッターとかで切って模様を描いたのではないか?というぐらい作りこまれてます。もちろんここもCGなんですが、「もしかして、紙…なのでは…??」と錯覚するぐらい背景のオブジェクトが良くできています。影になってるところとかちょっとした段差のつなぎ目のところとか。

それでいて、歩くと大理石の上のような音が出ているのでこれも不思議な感じ。

目的としていた「1000年のトビラ」は、マリオが行方の分からなくなったピーチ姫から事前に渡されていた「魔法の地図」に「伝説の宝物」を見つけるカギとなる「スターストーン」のありかを記してくれました。

…よくわからんけど、とにかく次の目的地を示してくれる場所なんだな!


あの『ガース』より断然弱いゲッソーを突破して
スターストーンがあるという「ドラドラ平原」を目指します。

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