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〈雑感〉【Palworld】①パルから始まる冒険譚

ゲーム界のバイキング


(ネタバレあり)
『Palworld(パルワールド)』はサバイバルクラフト✕モンスター収集のテーマで作られたマルチプレイ対応のインディーゲーム。

おぽのがこれを買ってからというもの、友人と遊びに遊んでお休みが潰れました。

おぽののゲーム感想には「できるだけ他のゲームと比べない」という隠れたミッションがあるのですが、もしかしたらこの作品に関しては、別の作品についても言及するかもしれません。

は、はじめまして…?

この『Palworld』は、大人気作品の美味しいところを切り出して、その全てを大皿に盛り付けたような豪快な作品であり、「これとかそれとか〇〇で見たな…」という強い既視感があるためです。

しかし、それらがかけ合わさったことによるこのゲームならではの楽しさがそこにはありました。ここではそのポイントをたっぷり語りたいと思います。

今回は序盤(十ウン時間…)の感想のみの、〈雑感〉です。


いつかどこかで見た景色

ワールド作成、キャラクリエイトもそこそこにいざゲームを始めてみると、目覚めたのは不思議なモンスター「パル」がいる謎の大陸。

うーん、絶妙な顔のラインナップ。

右も左もわからぬままチュートリアルの指示に従って裸一貫のパルワールド生活がスタートします。

主な目的ですがプレイヤーは「パルテイマー」となり「パルボール」を使って、この世界のそこら中にいるパルたちをテイムして仲間にしていきます。

ん?(なんか知ってるな…)

拠点を作ったあとは「手持ち」のパルや、「パルボックス」にいるパルを拠点に放って、建築の手伝いや工作、木こり、掘削、種まきに水やり、料理などなど生活に必要な様々な作業を手伝ってもらいながら、どんどん拠点を拡張していきます。

んん?(あ、これもわかるな…)

パルはみな比較的温厚ですが敵対者には容赦がなく、うっかりするとプレイヤーもすぐに倒されて拠点へ送還されます。さらにこの世界には、パルの密猟者もはびこっていて、そいつらに負けると、最悪自分が仲間にしたパルを奪われ、市場に流されてしまいます。

んんん?!(なにそれ知らない…こわ…)

長年ゲームを遊んでいた経験からくる7,8割の既視感が2割前後の新体験によって味変されていて、知っているけど知らない新しい要素に感じます。

特に後発のサバイバルクラフトゲームであるお陰か、あのゲームやこのゲームで感じた「こういう事ができたらなぁ…」という淡い期待がいくつも実現されていると言ってもいいでしょう。

ソート機能は助かるなぁ!

プレイヤーのインベントリから保管庫に、複数のアイテムを一気に移動できたり。たくさん捕まえたパルたちをパルボックスでソートできたり。


先立つものはパルばかり

モンスター収集ゲームらしくパルは戦闘や冒険をすることで少しずつレベルが上がります。そして、プレイヤー自身にも同じようにレベルがあります。

戦闘で上がったり、拠点運営で上がったりとパルと同じく様々…ですが、何よりも経験値を多く得られるのはパルをたくさん捕まえることなのです。

とにかく見つけた先から捕まえて捕まえて…と続けていくうちにどんどん自分のレベルが上っていきます。

ピンチでもボールを投げりゃ解決よ。

捕まえたパルはそのままパルボックスに放置…ではなくそのまま拠点に放ち作業効率を上昇させることが出来ます。放てる数に上限はありますが、拠点を大きくしていくに連れ上限数が増え、できることややってほしいことも次々浮かんでくるので、とにかく捕まえることに無駄がありません。

そうなってくると、サバイバルクラフトにありがちな木材石材基礎素材を自分で延々と集める…のような七面倒臭いことはすぐにしなくてもよくなります。

しかもですよ、パルのデザインや仕草が思った以上にイイんです。一匹一匹に特徴があって集めること自体も相当な楽しさ。一緒に作業をしたら微笑みかけてくれるし、疲れたり怒ったり表情がコロコロ変わります。(見た目はもしかしなくても、既視感しかないですがね。)

笑顔がかわいいツッパニャン。

パルの魅力はこれだけではありません。

戦闘時。パルたちはオートで戦ってくれる上に、プレイヤーが手を出すよりも遥かに強い攻撃を繰り出します。そのあまりの強さに、こっちが捕まえようと思ってるのにうっかり倒しきっちゃうことも頻発。

(ギリギリまで削ったら攻撃中止の指示を忘れずに。)

そして特定のパルには専用のアイテムが有り、これを持っていると、またがって移動したり、空を飛んだり、プレイヤーに合わせて攻撃を繰り出したり、抱っこすると火炎放射器になったります。

序盤だけでもこのボリューム感。これから先が楽しみです。


ブラックだけでは割り切れない

さて、そんなカッコ可愛いパルたちの見た目に反して、このゲームには結構エグい要素があります。

ぎゃあああモコロンが焚火に足突っ込んで燃えた!!

思うに、ここが好き嫌いの分かれどころ。

そもそも敵が密猟団だしさあ…。

野生のパルは撃破すると、目をぐるぐる回してその場に倒れ込みます。ここまではかわいいもんですが、クラフトゲームなので倒れたパルからはドロップアイテムが当然のように出てきます。

肉。

「肉」って…。

…まだあります。パルのパワーアップ方法の一つに、同種族を複数匹犠牲にする引き換えに能力を底上げする要素があります。無機質なアナウンスのみで映像は一切流れませんが、しっかり「尊い犠牲」って書いているのでつまりはそういうものらしいです。

はたまた、ファンタジーにありがちな剣槍斧弓に加えて銃火器も使えてしまいます。割としっかりアサルトライフルとか現代式のクロスボウが出るので、その世界観のギャップに驚くこと請け合い。

おぽのはこれらに胸を痛めつつも徐々に毒されていくタイプです。(そういいつつも他のゲームで平気な顔して、無間村人増殖装置とか作ってたし、木の精霊を市中引き回しにしてたし、今更な葛藤かもしれません。)


チュートリアルが終わらない

マイナスの苦いところを感じながらも、これこれ!これがやりたかったんだよ!と叫びながら地を蹴り空を駆けるのが最高に楽しいです。

おかげさまで友人とマルチで遊んでるのに、10時間経ってもチュートリアルが終わってませんでした。

チュートリアルの最終目標では、謎の女性パルテイマー、ゾーイ&エレパンダとの一騎打ちが待っています。マルチで遊んでいてもゾーイとの戦場ではタイマンを張ることになります。

正直なところここまで色々やりすぎちゃっていたのでレベルもたっぷり上昇してしまい、苦戦という苦戦はしませんでした。

スクショとれって言われた気がしたのでね。

敵のゾーイ、ちょっと人気の出そうな見た目をしてますが、彼女に騙されてはいけません。この人、密猟団のリーダー格らしいので徹底的に潰します。何ならノーダメでやってやりますよ。(シールドが受けたダメージは無視するものとする。)

撃破後、ついにチュートリアルが完了し、自由行動の時間が始まります。ボスクリア後にやって来る塔の上から周囲を見渡すと、この世界がかなり広いことに気づきます。マップ踏破率も全然まだまだ。舞台の広さに驚きつつ、次のやりたいことを探します。 


密猟団とプレイヤーの違いってなんなんだろうなと悩むこの頃。パルと戦い、弱らせて捕獲する…って同じ工程なんですもん…。

色々遊んでからまた書きます。

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