胃薬は飲むならH2ブロッカーを短期間で

感謝してます!

一連のnoteで

クスリのリスク

について書いてきましたが、昨日は

コレステロール低下薬

を取り扱っていました。


■コレステロール低下薬はやめた方がいい
https://note.com/opi36576/n/n770387b0ea59


今日は比較的身近な

胃薬

を扱います。

先に結論をお伝えしますね。

今日のnoteのテーマにもあるように胃薬は

飲むなら下記2つの条件が必要です。

・飲むなら短期間で
・2種類ある胃薬のうち、飲むならH2ブロッカー


その理由をみていきましょう。

今日も下記近藤先生の本を主な情報源としています。

「このクスリがボケを生む」

胃薬は下記2つに分かれています。

① H2ブロッカー
② プロトンポンプ阻害薬

上記①のH2ブロッカーは胃酸の分泌を抑える薬で、重大な副作用の中に「意識障害」や「痙攣」が含まれています。
(市販薬のH2ブロッカー(「ガスター10」など)にはこの2つの副作用が削除されていますが、近藤先生曰く、売上に影響するので、意図的に削除された可能性が高いということです。)

副作用の「意識障害」は恐らく「せん妄」がその多くを占めることが予想されますが、実はH2ブロッカーで「せん妄」が発症することは以前から知られていました。

(参考)
せん妄とは?
高齢者に多く発症する一種の意識精神障害。


さらに胃薬でボケが増えるという報告もあります。

ただH2ブロッカーは胃薬としての効果は素晴らしいので、副作用のことを考慮し、使用を短期間にするなどの工夫をすれば良いと思います。


一方でもう1つの胃薬である「プロトンポンプ阻害薬」・・

これがクセものです。

よく処方されるものの一般名は下記です。

・ランソプラゾール
・タケプロン
・ネキシウム
・タケキャブ

アスピリンやロキソニンなどの解熱鎮痛剤を処方する際に、これらの治療薬は胃が荒れることが多いことから、医師はプロトンポンプ阻害薬をセットで処方することが多いので、結構処方されている人は多いのではないでしょうか?

うちの父親も処方されていました。

プロトンポンプ阻害薬も胃酸の分泌を抑える薬ですが、その力は

H2ブロッカーよりも強力

です。


気になる副作用ですが、世界6大医学雑誌のJAMAに掲載された論文で

「プロトンポンプ阻害剤を常用している人たちは服用しない人たちに比べ、ボケ率が44%増える」

という報告があります。


さらに・・

プロトンポンプ阻害薬で致命的なポイントは経時的に

死亡率が高くなる

という点です。


先に挙げたJAMAよりも影響力が高い「世界4大医学雑誌」の1つであるBritish Medical Journal(英国医師会雑誌)に投稿された論文によると

プロトンポンプ阻害薬はH2ブロッカーに比べ、服用して1,2年経過後、死亡率は1.5倍(つまり50%増し)になる

という報告があります。

冒頭に挙げた近藤先生の本の中にも図解入りで紹介されています。


あなたがもしプロトンポンプ阻害薬を処方されていたら

「H2ブロッカーに変更してください」

と医師に伝えるか、処方されたプロトンポンプ阻害剤は飲まずに、どうしても胃が痛む時は、市販薬のH2ブロッカーの胃薬(ガスター10など)を購入して服用すれば良いと思います。


私の父も最新のプロトンポンプ阻害薬を処方されていたので、母に依頼し、H2ブロッカーに変更してもらうように依頼しました。

1日でも長く生きてほしいですからね☆

薬の知識があるとこのようなアドバイスができるようになります。


今日のまとめ
・胃薬でも飲み続ければ、ボケやせん妄に繋がるだけでなく、死亡率を高めることにもなる。
・使用するにしても胃が痛むなどの間だけ、短期間の服用に留める。
・特にプロトンポンプ阻害薬はH2ブロッカーよりも死亡率が経時的に高くなるので、処方医にお願いして、H2ブロッカーに変えてもらうか、医師がへそを曲げそうな時は、薬はもらっておき、市販のH2ブロッカー(ガスター10など)に変更しましょう。

明日は

インフルエンザワクチン

を扱う予定です。

今日も最幸の1日になりました!

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