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オペラ「聖母の軽業師」(日本初演)

〜純真なものは幸せだ 彼らは神を見るだろう〜
札幌市文化芸術再開支援事業、文化庁・文化芸術復興創造基金助成事業

原  作:A .フランス
作  曲:J.マスネ
訳詞編曲:岩河智子

音楽監督:岩河智子
指  揮:時岡牧子
演  出:中津邦仁

日  時:2022年
    3月25日(金)午後3時開演
      26日(土)午後3時時開演 (開場は両日とも2時15分)
        *プレトーク=両日とも2時45分~

会  場:札幌サンプラザコンサートホール
料  金:一般 5,000円、高校・大学生 4,000円
     小・中学生 2,000円
      一般ペア 9,500円       
       自由席 3,000円(T,U,V列)
       車椅子席 500円(4席)
主  催:NPO法人札幌室内歌劇場
後  援:札幌市、札幌市教育委員会、北海道新聞社

1、オンデマンド視聴の予約
 1)オペラの説明付きページ
   *4月9日公開後、いつでも購入可。購入後30日間視聴可能。
  https://note.com/piccola_ondemand/n/n9e06a62e660a

 2)直接支払い予約受付(4月30日まで)
   *4月9日公開後30日間視聴可能。
  https://square.link/u/UYTdBSYz

2、DVDの予約
  Piccola Opera's Stores
  https://onl.la/AiRfgXH

主  催:NPO法人札幌室内歌劇場
後  援:札幌市、教育委員、北海道新聞

■ 作品は、中世から伝わる伝説の一つで、ノーベル賞作家のアナトール・フランスが小説にし、フランスの作曲家、ジュール・マスネが、ほぼそのままオペラに作曲したものです。
 さらに、作曲家の岩河智子が独自に訳詞し、室内楽版に編曲して上演いたします。今回の上演の特色は、日本初演であることと、主役を人間の声楽家と人形とが演じることです。

■ 物語の舞台は、14世紀のフランス。
 ジャンは、町の広場で軽業を披露して稼ぐ大道芸人。
 修道院長の勧めで修道士となりますが、ラテン語の歌は歌えず、聖母に捧げる詩も作れず、絵も描けず‥‥悩んだあげく、得意の”軽業”を聖母像の前で披露します。
 マリア像の前で歌い、踊るジャンを見て、修道士たちが冒瀆だと怒るその時、大理石のマリア像が動き出し、ジャンを労ります。天使の歌声とともに天国の門が開かれ、ジャンは昇天してゆきます。

■ 軽業師の純真な気持ちと独自の才能、それこそが比類ない尊いものです。
 物語は修道院を舞台にしたキリスト教的なものですが、そこには、全ての人がその人として尊重されるべきだというテーマが描かれています。
 どんな人間でもそれぞれに持っている力を誠実に活かせば、幸せへの道が開かれるのだと勇気を与えてくれるオペラです。

■ 主人公のジャンを人間と人形が同時に演じるのは、目に見えるものと見えないもの、肉体と精神を表すためです。人形は沢則行氏の作品。それを操り演じるのは、トランク機械シアター。
 オペラと人形劇のコラボレーションで、中世の奇跡譚オペラをお楽しみください。

【出演】
  軽業師ジャン:田中 誠 Ten(特別出演)
    修道院長:中原聡章 Bar
修道士ボニファス:則竹正人 Bar
  詩人の修道士:五十嵐麻実 Sop
 画家の修道士 :田中千絵子 Sop
 音楽家の修道士:萩原のり子 Sop
 彫刻家の修道士:石田まり子 Mezz
 聖歌隊の修道士:開本英幸 Ten
         青山壮汰 Ten
         大野祐司 Bar
         桑嶋祐輔 Bar

  二人の天使:三浦志緖理 Sop
        窪田晶子 Sop

   チーズ屋:倉本真理 Sop
        川名祐紀子 Sop
   八百屋:土本麻生 Sop
       千葉万里奈 Sop
   酔っ払い:成田潤子 Sop
     町人:遊佐悦子 Mezz

   人形操演:トランク機械シアター

【室内楽】
 按田佳央理 Fl,A-Fl,Picc
 林ひかる Vn,Vla
 藤田淳子 Vc
 土屋益子 Pf
 岩井沙織 Kb

5月 修道院前の市場。 修道院の料理人ボニファスも買い出しに来ている。
市場にやってきた軽業師のジャン。芸を披露する。
修道院長に諭され、ボニファスにもさそわれ、ジャンは修道士になることにする。
しかし、軽業以外何も出来ないジャンは、マリアを讃えることが出来ないと悩む。
聖母被昇天の日、密かにマリアを拝むジャン。
ジャンはマリアのために狩る技を披露する。
踊るジャン
するとマリア像が動き出し、ジャンを讃える。それを見た修道士は神の奇跡に驚く。


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