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【実施案件詳細①】貧困農家の所得向上と健康改善のための無農薬ハーブ及び雑穀等生産・販売ビジネス調査(SDGsビジネス)

発注者:国際協力機構(JICA)
スキーム:JICA途上国の課題解決型ビジネス(SDGsビジネス)調査
     (旧:JICA協力準備調査(BOPビジネス連携促進))
実施国・地域:ミャンマー国、シャン州・カレン州
実施期間:2017年~2020年
パートナー企業:株式会社ボーダレス・ジャパン

案件概要:
タイや中国との国境地域に位置するミャンマーの少数民族各州農村部においては小規模貧困農家が集中しています。山岳地帯が広い中、限られた稲作適地での稲作への依存、また葉巻タバコの巻紙であるタナぺの生産が従来行われてきましたが

・栽培における農薬散布過多による健康被害、
・タバコ等の販売価格の乱高下および生産コストの増大による低収入
・僻地農村部における割高な生活必需品価格による生活費の逼迫
・高血圧・糖尿病患者の増加

などの理由により農民は貧困から抜け出せない状態が続いていました。

シャン州たんぽぽ根収穫宇請井

弊社は2014年より無農薬ハーブの栽培及び加工・販売事業をミャンマーにて展開しているソーシャルビジネス集団である株式会社ボーダレス・ジャパン社とパートナーを組み、小規模貧困農家の所得向上及び健康改善を目標とした、稲作・タナぺ栽培に依存しない換金作物としての無農薬ハーブの生産・販売、無農薬ハーブ生産・一次加工及び販売事業の拡大、日用生活品等の流通改善及び新規農作物の生産・販売可能性の調査を実施し、貧困削減に資する高収入事業モデルの確立とバリューチェーン構築を目指す調査を行いました。

​弊社担当:応札、事業実施、報告書作成に係る諸手続き支援。チーフアドバイザー/地域開発、作物栽培、コミュニティ開発、ビジネスプラン作成担当

※調査報告書は、以下JICAのサイトより参照可能です。https://openjicareport.jica.go.jp/pdf/1000042540.pdf



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