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samson参号機開発決定!

エロイカジャパン終了後、samsonの原田氏に、対samuraiの決戦兵器開発を打診した。
恥ずかしながら、フレームの材質が新素材に移行した2000年代以降、だいぶ不義理にしていたので、正直断られるかと思ったが、原田氏は快諾。
エロイカジャパンでの結果を正直に告げ、ロッキー氏による公式フォトで、歯を食いしばって力走している姿を示したのがよかったのかも知れない。
昔からだが、原田氏は順位はどうあれ、全力で頑張るライダーの味方だ。

早速、近日中に原田氏の工房を訪れ、製作の打ち合わせをすることになった。

フレームのオーダーに際しては、現行の自転車を持参するのが理想的。
持参した自転車でローラー台に乗ってみて、スケルトンやポジションの見直しをするからだ。
しかし、日帰りで福岡を往復するので、自転車を持っていくと、迅速な行動が困難となる。

結局、拙宅でローラー台に乗っている動画と、samson初号機の寸法表から新たなフレームのスケルトンを決定することになった。

samson初号機の寸法表は原田氏のところにも残っていないので、これは拙宅で現品を採寸した。こんなところに長年の不義理のツケが来ている…。

メジャーでの採寸だから、精度には疑問符がつきそう。
トップチューブは550mm
シートチューブはc-cで545mmだった
チェーンスティは410mm、ハンガー下がりは70mm、フォークオフセットは40mm
初号機で最大の懸念事項。ブリッジが低すぎて太いタイヤが使えない
分度器がないので、フレームのBBを通る垂線との交点と、トップチューブ端部(c)までの距離と、フレームサイズから、arcsinでシートアングルを算出した。
ヘッドアングルも同様に算出

その結果、フレームスケルトンは以下のようになった。

精度は怪しいが、概ねこんなところだろう

ヘッドアングルが大きく、オフセットが小さいのが特徴的。
ヘッドアングルが大きめだと、オフセットが小さい方がトレール寸法は確保できるので、理にかなっている。
この辺は、流石だと思う。

さて問題は、ローラー台での動画。
動画の自撮りなんかやったことないから、出来は推して知るべし。
それでも、ポジションの良否の判断には使えそう。

ペダリングが下手くそなのがバレバレ…

これで、実車を持っていかなくても、参号機の仕様を相談できるだろう。
果たして、どんな仕様になるか乞うご期待。

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