基本の手順と汚れ・場所別の落とし方、キレイに保つコツ第一弾!
お風呂は使っているうちに汚れが蓄積します。キレイに保ちたいと思いつつ、「掃除が苦手」「適した掃除方法が分からない」といった理由から、思うように掃除できていない人も多いのではないでしょうか。しかし基本の手順やコツさえ掴めれば、今より簡単に掃除できるようになります。今回は、第一弾!お掃除のアイテム、汚れの種類と原因、掃除用洗剤の使い分けを紹介します。
⚫️お風呂掃除に必要なアイテム
お風呂掃除を始める前に、まずは必要なアイテムを揃えておきましょう。日ごろのお風呂掃除で必要な主なアイテムは次の通りです。まだお持ちでないものは、下のリストをタップしてぜひチェックしてみてください。
⚫️お風呂の汚れ│種類と原因
お風呂の主な汚れは「ピンク色のぬめり」「黒カビ」「せっけんカス」「水垢」「皮脂汚れ」の5種類で、それぞれ見た目や原因は異なります。掃除方法の前に、まずは汚れ別の原因を押さえておきましょう。
ピンク色のぬめり
ピンク色でヌメヌメした汚れの正体は「ロドトルラ」という酵母菌の一種です。発生しやすいのは湿度の高い場所。繁殖スピードが早いため、掃除してもすぐにできてしまうのが難点ですが、こするだけで簡単に落とせます。
黒カビ
黒カビは家のさまざまな場所に発生するカビの一種です。パッキンなどの素材の奥に根を張ってしまうため、表面上はキレイにできても根絶が難しく、根が残っている限り再発します。完全に除去することが難しい汚れの一つです。
せっけんカス
せっけんカスは白くてザラザラとした汚れ。体を洗う際に流れたせっけんと、水中のマグネシウムやカルシウムといったミネラル分が混ざって発生します。水と違い、ミネラル分は蒸発しないため浴室内に残り、せっけんカスとなって壁やプラスチック製のイスにこびりついてしまうのです。頑固な汚れなので、放置していると落としづらくなってしまいます。
水垢
水垢は水道水中のミネラル分が残留し、固まってできる汚れです。曇ったようなくすんだ見た目をしており、ヌルヌルとザラつきがあります。よく鏡に付着している白く曇った汚れも水垢です。
皮脂汚れ
シャワーで体を流した際や、入浴時に体から浮き出る皮脂が原因の汚れです。掃除しないで放置していると、浴槽内や壁に黄色の汚れとして出現します。お風呂場を使う人数が多いほど皮脂の量も増えるので、汚れが蓄積しやすくなります。
⚫️お風呂掃除用洗剤の使い分け方
お風呂掃除で使う洗剤には、アルカリ性・酸性・中性の3種類があります。使い分けるポイントは汚れの種類に合わせること。アルカリ性の汚れには酸性洗剤を、酸性の汚れにはアルカリ性の洗剤を使うと効果的です。各洗剤の使い方やポイントを解説します。
お風呂用の中性洗剤
ウタマロ ウタマロクリーナー 400mL 522円(税込)
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中性洗剤は一般的なお風呂掃除用の洗剤として販売されています。アルカリ性と酸性、どちらの汚れにも対応できますが、洗浄力は強くないので軽い汚れを落としたいときに向いています。たいていの簡単な汚れは中性洗剤で対処できるため、一つは持っておきたい洗剤です。洗浄力や刺激が弱い分、浴槽やイスなどの素材を傷めにくく、比較的手荒れが少ないのもメリット。
<適した汚れ>
・ピンク色のぬめり(酸性の汚れ)
・黒カビ(酸性の汚れ)
・皮脂汚れ(酸性の汚れ)
・せっけんカス(アルカリ性の汚れ)
・水垢(アルカリ性の汚れ)
お風呂用の酸性洗剤
酸性洗剤はアルカリ性の汚れを中和します。洗浄力が強く頑固な汚れに向いていますが、肌や浴槽内の素材にダメージを与える可能性がある点には注意が必要です。使用時は手袋を使用し、長時間のつけ置きや使いすぎは控えましょう。中性洗剤で落とせなかった場合に使用するのがおすすめです。
<適した汚れ>
・せっけんカス
・水垢
お風呂用アルカリ性洗剤
茂木和哉 バスタブ速乾床用洗剤 700mL 1,370円(税込)
アルカリ性洗剤は酸性の汚れを中和します。中性洗剤では落とせなかった、頑固なカビや皮脂汚れを除去したいときに有効です。ただし酸性洗剤と同じく洗浄力が強いため、使用時は必ず手袋を着用してください。
ちなみに、アルカリ性洗剤は油汚れを落としたいときにも向いています。ヘアワックスや化粧品がお風呂に付着してしまった場合に試してみてはいかがでしょうか。
<適した汚れ>
・ピンク色のぬめり
・黒カビ
・皮脂汚れ
塩素系漂白剤
ウエキ(UYEKI) カビトルデス PROグリーンジェル 150g 1,550円(税込)
塩素系漂白剤は高い洗浄力を誇る強アルカリ性で、「カビ取り剤」と呼ばれるものです。中性洗剤やアルカリ性洗剤では落とせない、奥深くに根を張った頑固な黒カビを落としたいときに適しています。
ただし、塩素系の漂白剤を使う際は他の洗剤との併用に注意が必要です。酸性の洗剤と混ざると人体に悪影響を及ぼす有毒ガスが発生するため、同時に使用しないようにしましょう。
<適した汚れ>
・頑固なカビ
重曹
重曹は弱アルカリ性で、酸性の汚れを落としたいときに適しています。研磨作用もあり、クレンザー代わりに使用することもできます。人体に無害な物質なため、小さい子どもやペットがいる家庭での使用におすすめです。重曹は粉末であることから、量の調節がしやすく初心者の方も扱いやすいでしょう。
なお、重曹は弱アルカリ性のため塩素系漂白剤と混ぜても問題はありません。
<適した汚れ>
・ピンク色のぬめり
・黒カビ
・皮脂汚れ
クエン酸
クエン酸は酸性の性質を持つため、アルカリ性の汚れ落としに適しています。そのままではなく、水に溶かして「クエン酸スプレー」として使用するのが基本です。クエン酸は重曹と同じく人体に無害なので、スプレーをつくっておけばトイレや洗面所などの掃除にも気軽に使えます。
ただし、クエン酸は塩素系漂白剤と混ざると危険なので絶対に同時に使用しないようにしてください。
<適した汚れ>
・せっけんカス
・水垢
以上、第一弾を紹介しました^_^
お掃除する前には汚れの種類やそれに合うアイテムの用意はかかせませんよね😆
まずは、準備から始めてみましょう!
次回は、第二弾として、お掃除の手順をご紹介していきますね!
皆様のお掃除の参考になれば嬉しいです☺️