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みなさんは、いまとなっては、「あれって、当時すんごいことしてたな?」ってことありませんか?「T」という友達というか、同級生がいた、部活が一緒でクラスも一緒、部活は下級生なんでまだ、ユニフォームはなくジャージで、部活が始まる前に、床をぞうきんで磨くのがいつもの日課というか、ならわしだった。その日もジャージでいつもと同じように、床を磨いた、で、「間」が空いた。中一の「間」であり、話は当然、下の話になる。やがて、下の話は発展していき「オナニー」の話になった、「やったことあるか?」「ないよ、どうやんだよ」そんな話をしていた、はず。「T」というやつは、兄ちゃんがワルで、八王子と吉祥寺の中間くらいの郊外から来ていた、骨格は太く、大物感のある、クラスの中心みたいな立ち位置だった、中一にしては、なかなかやる、実際、喧嘩もつよいらしい、でもなんつうか、怖い感じはなく、妙にひとなつっこくて愛嬌があった、で、自分と馬があって、と言っても、絶妙な距離感で、お互いの家を行き来するとかそういう仲でもなかった。よくわからない、どっちもプライドあるみたいな、こそばゆい関係だった。え~それで、「オナニー」の実演の話になった、多分「みせてくれよ」と言ったんだろう、「T」はズボンのジャージを膝まで脱いで床にうっぷした、「こうやるんだよ」それで、芋虫みたいに、腰を床にモゾモゾすりつけはじめた、「これがオナニー、、か」人のオナニーを見るのは初めてだった、それで、たまにこっちを見たりして、しゃべりかけてきたりもした、やつは太い男なのでそれができる。自分は絶妙な距離、「T」と自分の関係性みたいな距離で正座して「T」の”行く末”を眺めていた、

「あ、でるわ」

おもむろにたちあがり、体育館の窓際によじのぼり、「T」は仁王立ちした。なにが起きるのか?自分も立ち上がって窓枠によじのぼり「T」の行く末を、、。体育館は5階だての最上階だった、街を見下ろすような平日の午後。そこから「T」は「出したし、発射した」。

ソレはなんか下の植木に吸い込まれていったような。当時は、スゴイな、大人だなって思った。

その後、普通に部活して、帰宅した。

これを知ってるのは自分と「T」だけ、その後は「T」は不良になり、軍団を率いていた、やはり親分肌だったから。自分は自分でバカ学生でたまに変なことやる人におさまった、間接的にギャグを披露しあったりして、その絶妙さ加減は抜けずにそのまま、でも、なにかスゴイモノを見たなって思った。いじめのない学校だったのは、実は「T」のおかげだと思っている。ありがとう。




しかし、普通、部活前にオナニーするかね?




~~「中学生の間が空いたとき」完~~



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