犬という名前の星について

さてまず質問から。
「迷った時何を見ますか」
迷ったとき、、?なんて曖昧な聞き方だろう。
迷う、から連想されるのはなんだろう。
道?今日着る服?食べるもの?
きっと日常の中で、私たちはたくさんの選択肢から、迷って、決断をする、という行為をしていると思う。

では、人生に迷ったら?

少し規模が大きくなったと感じる人も多いかなあ、
今回書くのは、そんな「支え」についての曲のお話。

もう少し迷うことについて。
私たちは、何かを迷った時、選ぶために軸、支えにしているものがあると思う。
例えば、「今日は寒いから、厚着をしよう」「○○が食べれないから、こっちを頼もうかな」などなど
道に迷ったならスマホでマップを開けば自分の居場所が可視化できてどこに進めばいいのか一目瞭然!
なんていい世の中なんだろうか。
では、先程の質問に戻る。

「人生に迷ったら?」

何を基準に選ぶんだろう。
取捨選択が大切だと言われる、なにについて捨てて、選び取ることが出来るのだろうか。
経験値も、何も無い、判断材料も、かと言って、周りに合わせていていいのか。
人生は1度きりで、自分だけのもの、だからこそ選ぶという行為に対して酷く恐怖を覚えるのではないだろうか。自分でしか責任を負えないという孤独。
この孤独は、自分だけではなく、自分の大切な人も感じているもの。自分が感じる孤独よりも、大切な人の感じる孤独の方がより「なんとかしたい」という気持ちになるんじゃないかな(少なくともわたしはそうです)

「いつかさ、大切な人、寂しくなる時が来るよ
その時隣には必ずいれないから」

これは、私の大好きな曲の歌詞です。
人は誰しも、孤独を感じる瞬間、不安を感じる瞬間がある。
しかし、自分の大切な人がそれを感じる瞬間に立ち会っていてもどうにもすることができない。なぜなら、それは1人で解決するしかないから。
隣にいてもどうにも出来ない歯痒さ、
頼ることの出来ない孤独感、
お互いに心が締め付けられるような、辛さがあると思います。

「勇気に変わる歌を寄り添ってくれる歌を歌うよ」

どうにもできないなら、それなら、君が納得して進めるように、君の勇気になるように、大丈夫だと思えるように、歌を歌う。喉が枯れて声が出なくなっても君に聞こえるように、歌い続ける。

永遠なんて無いけれど、なくてもいいと思えるように。
君の「支え」になれるように。

そんな曲についてでした。
SquowL'sの「Dog star」という、私の支えの曲。

ここで終わり、としたいところですが、
もうすこしだけ、お付き合い下さい、、

なぜ、迷うという話を冒頭にしたのか、についてです。
これは、題名が関係しています。
Dog star、直訳は犬の星。
なんのこっちゃ、という感じですね笑
しかし、Dog star は存在する星です。
Dog starとは、おおいぬ座という星座にあります。
どんな星かと言うと、「天空で最も明るい星」と言われています。
別名をシリウスとも言って、こっちは聞いたことある人多いんじゃないかな、、
ではDog starことシリウスについて。
星に名前が付けられるとき、神話と関連させてつけられることがほとんどなんじゃないかなあ、

なぜ1番明るい星がシリウスって言うのか、について。
昔、エジプトでは農耕が主流だったらしい。でも皆さんが知っているとおり、エジプトは砂漠の地域。どうやって用水を得ていたのか。それはナイル川があるから。
この川は1年に1度大きな氾濫を起こすそう。氾濫では被害もでるけれど、その水を使うことで農業を行う、ということが慣例だったそうです。
つまり知りたいのは、ナイル川の氾濫するタイミング。
このタイミングが、空に見えるいちばん明るい星が日の出前に東の空に昇る時期に重なっていたそう。そこで、農耕の神であるソプデトという神様の星にちなみ、シリウスとしたそうです。

アメリカでは、シリウスの別名カクテラのラテン名「小さな犬」に紐付け、シリウスをdog starというそう。
dog daysという非常に暑い日のことを指す言葉も、太陽が、シリウスを追いかけて昇る、つまり、2つの星の熱があわせるというところからその名がついたそうです。

地球から見ると太陽を除いて1番明るい星であるシリウス、2つの話は時代こそ違いますが、生きる上での基準にしていたみたいです。

だからこの曲の題名が「Dog star」
時代が変わっても、君の周りが、環境が、君自身が変わってしまっても、変わらずに「支え」になり続ける、そんな曲。
決して有名ではない、大きなバンドでもない。
それでも
私にとって、大切な、勇気をくれる曲。
「支え」の曲の紹介でした。

気になった方は、こちらご覧下さい(勝手に貼り付けてるので怒られたら消します、、)

p.s 本人が読んでくれていたら嬉しいなあなんて思いながら書いちゃいました、勝手に書いたものだし、なにかあればこれ自体消します。あの時褒めてくれた書き方では無いけれど、わたしなりの好きを詰め込みました。
もし読んでくれたのなら、感想、待っています。

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