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自分に取材「ライターはじめの一歩!」その2。〜取材で大切なこと、印象的だったこと。そして次のステップへ〜。

こんにちは。川野です。

令和川野が、ライター業を始めたばかりの平成川野へインタビューする形式でお届けします。

地元密着型ミニコミ誌のライターとなった平成川野。自分が住んでいる地域には、気になる施設がいくつもありました。また、生まれも育ちも同じ市内だったこともあり、PRしたい施設やお祭りもいろいろ。今回は印象的だった取材やそこでの気づき、また、次のステップについてお聞きします。ちょっと長くなりますが、一気に進めていきます!
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■取材で気をつけること、大切なこと。

Q:(令和川野)
前回は初めての取材原稿についてお聞きしましたね。その後はどのような所に取材に行ったのでしょうか?

A:(平成川野)老人憩いの家、埋蔵文化財調査センター、市営テニスコート、市民プール、地元の神社、歯科医院、助産院などです。紹介のタイミングや配布日との兼ね合いを考えて、神社ならお祭り、市民プールならプール開きの前月か前々月に取材するように計画しました。助産院への取材では、妊婦さんの夏の過ごし方について聞くなど、季節の話題を絡めたりもしてました。これらは全て掲載されたと思います。

Q:取材や原稿を書くにあたり気をつけていたことはありますか?

A:
どれも当たり前のことですが……。約束の時間に遅れない、必要以上に取材が長くならないようにする、写真撮影は許可を受けてから、質問は事前に考えてメモを持参するなどです。約束の時間より早く着くのもNG。先方の準備が整っていない場合もあるので気をつけていました。

公共施設なら、どんな施設なのか、利用できるのはどんな人か、営業日や時間、利用の際のポイント(申し込み方法など)は、確実に伝えなくてはいけないので資料は必ずもらいました。それと、取材に行ったからこそわかるレアな情報を聞いて、できるだけ原稿に盛り込むようにしていました。

その他、取材の際にはミニコミ誌を持参して「こういう感じでの紹介になります」と説明し、また、掲載されない場合があるということも伝えていました。

Q:スタート時点で未経験のお仕事だったとのことですが、最初から全部できていましたか?

A:
聞き忘れを電話で聞いたりということは何度かあったと思いますが……。ただ何を聞くかは私自身の好奇心からのことが多かったし、自分がこの原稿の読者だったら何が知りたいかということは、いつも頭にありました。学生時代の部活動でパンフレットを作る際に、広告を出してくれそうなお店や企業へ説明に行っていたので、その経験も活きていたのかなと思います。

■取材での苦労と気づき、印象的だった取材先。

Q:取材で困ったことや苦労したことはありますか?

A:
個人経営のお店や医療機関は直接電話をして取材の申し込みをすればいいのですが、公共施設の中には、まず市の担当課に許可をもらわなくてはいけない場合もあります。最初はそこがわからなくて、取材の可否をもらうまでに一苦労ということがありました。

Q:印象的だった取材があれば教えてください。

A:
「老人憩いの家」という、60歳以上の方が利用できる公民館のような施設は印象的でした。取材で初めて知ったのがお風呂の無料提供です。一人暮らしのシニアの方は、自分のためだけに湯船にお湯をはったり、一人でお風呂に入ることが心配だったりするので、お風呂の無料提供は人気があると聞き驚きました。

あとはサークル活動です。囲碁や将棋くらいは想像できますが、社交ダンスサークルが人気なことには驚きました。その施設だけで3、4つあるとかで、その中の1つの練習の様子を取材させてもらいました。皆さんの華麗なステップにシニア感が一変し、「君は踊らないのかい?」と聞かれたことも印象的でした(笑)。

取材をしてみて初めて分かることや知ることは多いです。今でもそれは変わりません。行ってみなくちゃ聞いてみなくちゃわからないことは多いですし、良い意味で想定していた内容や構成が変わることは少なくありません。

■ライターの先にあった「イラストレーターはじめの一歩」

Q:このミニコミ誌のライターはどれくらいの期間されていたのですか?

A:
たぶん、2年半位だと思います。ミニコミ誌が終わるまで関わっていました。ただ、取材原稿を書いていたのは1年くらいで、カラー版になるのをきかっけに、イラスト&短文を掲載してもらえるようになりました。

Q:イラストのお仕事も未経験だったのですよね。掲載にあたって経験は問われなかったのですか?

A:
ミニコミ誌の仕事をする4年くらい前にMacを購入して、少しずつ独学でイラストを描いていました。まだパソコンで絵を描く人が少なかった時代だし、編集長がイラスト+短文という形式を気に入ってくれたこともあって、作品を見せたらその場で決まりました。

探したらデータがいくつか残っていたのですが、あまりに下手すぎて(苦笑)。よくこのレベルでOKしてくれたのかと。とりあえず、取材原稿を通して信頼関係ができていたというのは大きいかと思います。

Q:これが「イラストレーターのはじめの一歩」になるのですね。

A:その前にもイラストを描いてお礼をいただいたりということはあったのですが、このミニコミ誌で、ほぼレギュラーで掲載してもらえるようになって、肩書きにイラストレーターを入れるようになりました。友人から「今月も掲載してもらえてよかったね」と言われて、一応仕事なんだけどなあ……と思ったり(苦笑)。世間知らずだったからできたことですが、その後を考えると、やっぱり大きな一歩です。

■令和川野
平成川野は、まだまだ家庭用パソコンが珍しかった時代に、なぜMacを購入しようと思ったのでしょうか? 次回はその経緯などについてお聞きする予定です。

次回もお楽しみに!

お仕事図解0624




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