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コロナ便乗断捨離術

今年度、子どもの通う学校でPTAのラスボス的存在ともいわれている卒体委員になっております。

今年度はそもそもPTAが働くべき行事が削られているため、ほとんど活動していないのですが、卒業に関してはそうはいきません。

かといって前例を踏襲してというわけにもいかないので、それこそウィズコロナ時代に卒業を祝うカタチをつくって新しくいくことになりました。

前例主義の代表格だったPTAで、前例通りのムダ作業を思う存分供養できることはラッキーだったと思います。だってお祝いの会で親が出向いて来賓(と子ども)の前で歌を歌うとかだいぶいらないでしょ(苦笑)

もし今年の構成がこのまま踏襲すべき前例となってしまえば、私も次男以降だいぶ気楽に対応できますしね。

しかし!問題なのはここではありません。

私が保護者コミュニティそのものが苦手!というところです。

これからはコミュニティの時代だ!とかいう話に大いに納得してシェアしてる私が言うのも変ですが。

オンラインコミュニティや昔のバンギャ仲間など、目的があって集まった相手とのコミュニケーションはほぼ問題を感じたことがない一方、意思とは関係なく「条件」で集められたコミュニティでの関係性がめちゃくちゃ苦手です。

それはご近所付き合いと似たところがあります。

ただの保護者同士、ご近所同士程度ならあいさつ程度の距離感を保ってやり過ごすことも可能で、それを嫌がるほど人間アレルギーではないけれど、PTAの委員だとか自治会役員だとか

「好きで選んだ居場所でもないのに一歩ふみこんだ付き合いをさせられる」

という状況に、私の距離感センサーが警告を鳴らすのであります。

生活スタイルもスキル(対人スキル含め)もバラバラな人材が無償のジョブ型雇用を子供を人質にして強いられるわけですから、ストレスを強く受ける人がいても当然の仕組みだと思いませんか?

今はそれぞれの生活に余裕がなくなっていて(うちもそうですけど)、

「保護者同士で集まる活動が好き」

というある程度心と時間に余裕を持てる方の比率が少なくなってきたからこそジョブ数に対する必要人員数が合わず、どんな理由であっても逃げることを許さない文化になってしまうんですね。

そういう意味では、今回の大きなニューノーマル化はめちゃくちゃチャンスだと思うのです。

まずテクノロジーの導入は今年一気に進みました。

5年くらい前に広報委員になったときは写真データをPTA共有パソコンと人の手を介して物理でやり取りし、原稿も印刷屋さんに手持ち入稿というかなり悲惨な状況でした。「私ぜんぜんパソコンとかわからなくて」という方に合わせないといけなかったんですね。

でも今回はミーティングもオンラインだしLINEグループやGoogleドライブで意見交換やデータも共有することにしましたが、それを「私わかりません」という方がいませんでした。

たまたまそういうスキルの方が集まったんでしょうか?

いや、それよりもやはりテクノロジーがここ数年で一気に身近なレベルになったことの効果だと思います。

あとはもう仕事自体を減らしてもいいじゃん!って思います。

成人教育なんてマジでそういう講習会受けたい人だけで企画運営すりゃいいし(誰もいなけりゃやめる)、旗振りとかお祭り警備なんて防犯関係のことを「お母さん」がやって効果あります??それより多少の予算が発生しても地域の人材センターなどにお任せしたらどうでしょう?

卒業関連や運動会なども、今年削ってあんまり気にならなかったところはこの際未来永劫削ってしまえばよくないですか?

去年の人までやったから今年からしないの「ずるい」ですか?

それならそもそも世の中年金の金額や給与の伸び率だって昭和の人はずるいのでそれを言ったらきりがない。

そんなん氷河期の人間なんてずるいの恨みのカタマリですよ。

本当に行き死ににかかわることから「ずるい」を是正していきましょうよ。

卒業を祝う会に地域の来賓客がリアル参加するとかしないとか正直どーーでもいいっすよ。(個人の意見です)

個人レベルでどうしてもお礼がしたい先生などがいるなら、離任しないうちに普段から感謝を伝えておけばいいじゃないですか。

(なんの事前通知もなし異動させるあの公務員さんの制度自体がどうにかならんのだろうか)

なんにしろ超前例主義の窮屈な世界をアップデートするには絶好のチャンスですよ保護者のみなさん。

みんなができることをできるレベルでかかわれる、そんな新しい形のコミュニティが今となっては周囲にたくさん事例ができているのだから、それを参考にして再構築すれば保護者コミュニティもだいぶ苦手意識が減るだろうなあ。

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