紅茶専門店 OpalNoir Tea オパール・ノワール ティー 〜紅茶の物語〜

紅茶専門店オパール・ノワールティーのnoteにお越し頂き有難うございます。 光り輝く…

紅茶専門店 OpalNoir Tea オパール・ノワール ティー 〜紅茶の物語〜

紅茶専門店オパール・ノワールティーのnoteにお越し頂き有難うございます。 光り輝く島・スリランカから、上質な紅茶を直輸入しております。 美味しい紅茶のある生活に役立つような紅茶の物語をお伝えします。 スリランカには紅茶とアンマ(お義母さん)に会いにちょくちょく行きます。

最近の記事

「キャンディ産紅茶」で美味しいアイスティーを

セイロン紅茶:キャンディ産は何故アイスティーに向いている? キャンディ産茶葉は、セイロン紅茶の中でも「タンニン」と呼ばれる紅茶茶 葉の中に含まれる成分が一番少ないです。 この「タンニン」とは、ポリフェノールの一種の成分です。 ポリフェノールといえば、ワインが連想させられますが、紅茶茶葉にもこのタンニンが含まれています。 他にも、緑茶、コーヒー、渋柿なんかにも含まれています。 このタンニンの成分は、”渋み”を作り出しており、紅茶の渋みもこのタンニンが関係しています。

    • 「ヌワラエリヤ産紅茶」緑茶のような感覚で

      「ヌワラエリヤ」はスリランカのどこにあるのか ヌワラエリヤは、スリランカで採れる紅茶の中で、最も標高が高く(1868m)、険しい山の多い涼しい場所です。 夜はとても寒くなり、欧米人の避暑地としても人気がある場所です。 熱帯のスリランカとは思えない、涼しい気候とこの地域特有の地形が相まって、絶妙な香りの紅茶を産み出しています。 繊細な香りのヌワラエリヤ紅茶 ヌワラエリヤの位置する高い標高と涼しい気温の組み合わせによって、花の香りのような繊細な香りの紅茶が生産されています。

      • 「ルフナ産紅茶」ースリランカ産紅茶の約60%

        ルフナはスリランカのどこにあるのか 「ルフナ」(英語:RUHUNA)とは、シンハラ語(スリランカで主に使用されている言語)で、「島の南」を意味します。 ルフナとは、特定の地名ではなく、スリランカの南の方を指します。 ルフナ産の紅茶とは、スリランカの南の方で栽培されている紅茶のことを指します。 低地で栽培されるルフナの紅茶 ルフナ地区の紅茶は、標高600メートル以下の低地で栽培されているため、スリランカの紅茶の中では最も低地で栽培された茶葉です。 ルフナの土壌と標高の低さ

        • 紅茶の等級とは?

          紅茶の等級は品質の良さを意味しません 紅茶の茶葉の等級は、主に茶葉の品質や外観に基づいて決定されます。この等級は、国や地域によって異なる場合があり、世界的に統一されたものはありません。 今回は、よく見かけるOP、BOP、ダスト(D)について簡単にご説明します。 ●オレンジ・ペコー(Orange Pekoe、OP) 葉の先端から2番目の葉です。 茶葉の形がそのまま残っているタイプです。 形は針金状で、大型の葉です。 ☆「オレンジ」という名称がついていますが、オレンジの味が

          紅茶の茶葉の製造方法について

          紅茶茶葉の2つの製造方法 紅茶の茶葉を採る作業は、今でも人の手で行われています。 紅茶の葉を、1つ1つ目で確認して、丁寧に茶葉を採っていく作業は、とても根気のいる作業で、美味しい紅茶が産まれるためには、とても大切な工程です。 そして、茶畑から採った新鮮な茶葉が紅茶として作られるまでには、2つの製造方法があります。 1つ目は、昔から行われてきた「オーソドックス製法」です。 茶葉をもんだり切ったりする作業に機械も使いますが、途中途中の製造工程の過程で、人間の手が入ります。 こ

          スリランカ流アフタヌーンティー:スリランカの紅茶文化

          最近日本でも流行りの「ヌン活」的なアフタヌーンティーと言えば、下記画像のようなようなものがイメージされますよね。 素敵な紅茶カップとポットに淹れたての紅茶、サンドイッチやスコーン等がおしゃれに飾られ、ちょっとおしゃれをして行きたくなるような雰囲気がします。 アフタヌーンティー(Afternoon Tea)自体は、イギリスを中心に広まった伝統的な飲み物と軽食を楽しむ習慣として知られています。時間は、午後3時から5時の間に行われ、軽食と紅茶を楽しむ時間として知られています。

          スリランカ流アフタヌーンティー:スリランカの紅茶文化

          紅茶の歴史(イギリス):貴族が紅茶を保管していたキャディボックス

          キャディボックス=紅茶を保管する容器(茶筒)は、お茶を保管するための容器のことで、17世紀半ばから19世紀まで使われていました。今回は、その起源について調べたことをご紹介します。 キャディボックス (caddy box)の「キャディ(caddy)」の由来 キャディボックスの「キャディ(caddy)」という英語の意味は、中国語で600gに相当する単位を表す「catty」という中国語が由来となっているそうです。 イギリス人が中国語を参考にして、紅茶を保管する容器をキャディボッ

          紅茶の歴史(イギリス):貴族が紅茶を保管していたキャディボックス

          本日11月1日は紅茶の日です

          日本で初めて紅茶を飲んだ人は、伊勢の船頭の「大黒屋光太夫」というひとです。 時代は、江戸時代のことです。 大黒屋光太夫は、船で駿河湾を出発し江戸に向かう途中で海難にあってしまい、ロシアとアラスカの間の島に漂流してしまいます。 当時のロシアでは、船に乗っている人は、上流階級の身分の人しかいなかったため、大黒屋光太夫も、ロシア人から見れば、日本から富裕層が来たんだ、と勘違いされてしまいました。 そして、なんと1971年11月、当時のロシアの皇帝エカチェリーナ2世に、茶会に招かれ

          「お水」ー美味しい紅茶をいれる

          今回は、紅茶をより美味しくいれるために、「お水」のことを少し考えてみます。 紅茶を淹れる時は、水道水からやかんにお水をいれて沸騰させます。 ここで、お水を淹れる時に一工夫することで、さらに美味しい紅茶が頂けるようになります。 「新鮮」で「きれいな」お水 紅茶の味わいは水の品質に大きく影響を受けます。新鮮できれいなお水を使用してみてください。淹れたての水道水でももちろん良いですが、必要に応じて浄水器を使用してみるのも良いかもしれません。 「軟水」を使用 お水には、一般的

          紅茶を保存する際に気をつけたいこと

          紅茶はとっても繊細で、鮮度と品質をいかに保つかが大切です。 デリケートな紅茶を保管する時に、気をつけたほうが良い点がいくつかあります。 密封容器に保存 紅茶を保存する容器は、密封性が非常に重要です。空気中の湿度や外部の香りが紅茶に影響を与えるので、気密性のある容器が適しています。紅茶茶葉専用のティーキャニスターがおすすめです。 直射日光を避ける 紅茶は光にさらされることで風味が劣化することがあります。そのため、直射日光が当たらず、暗い場所で常温保存するのがベストです。

          スリランカの紅茶文化

          スリランカの紅茶文化は、この国が世界的に有名な紅茶生産国であることを反映しており、紅茶は日常生活において重要な役割を果たしています。 紅茶は1日に数回楽しむ スリランカでは、毎日紅茶を飲む習慣があり、1日の中でたくさん紅茶を楽しみます。目覚めの紅茶から始まり、軽食と一緒に頂く紅茶を午前中と午後に1回づつ楽しみ、1日に数回紅茶を飲む家庭が多いです。紅茶を飲む時間は、友人や家族との時間を楽しむ機会となっています。 来客は紅茶でおもてなし スリランカでは、自宅にお客さんが訪

          セイロン紅茶(スリランカ産紅茶)の特徴

          セイロン紅茶/セイロンティー(英語:Ceylon Tea)は、かつてセイロン島として知られていた現在のスリランカで生産される紅茶で、スリランカは世界有数の紅茶生産国です。 北海道の大きさの約0.8倍に満たない小さな島国スリランカで生産されるセイロンティーは、世界中で広く愛飲されています。 セイロン紅茶 品質と風味 スリランカの紅茶は、その鮮やかな茶葉の色合い、フルーティーで芳醇な香り、爽やかで明るい風味で知られています。異なる産地や標高条件により、紅茶の風味に多様性があり

          セイロン紅茶(スリランカ産紅茶)の歴史

          セイロン紅茶は、現在のスリランカ共和国(旧セイロン)で生産されている紅茶の一種です。セイロン紅茶の歴史は古く、大まかに以下の流れで現在のセイロン紅茶となりました。 1.イギリス植民地時代 イギリスがセイロンを植民地支配していた19世紀、紅茶プランテーションが設立されました。最初はコーヒーが主要な農産物でしたが、コーヒー病が蔓延し、紅茶が代替農産物として栽培されるようになりました。 2.ジェームズ・テイラー 1867年、ジェームズ・テイラーがセイロンで最初の紅茶プランテ