スライド資料作ってます
PowerPointであるスライド資料を作っている。
もちろん仕事で。
でも、本務ではなくて、呼ばれたプロジェクトでまとめているもの。
これまでの私の成果物を見て、指名してくれたのだ。
なぜだか私は、PowerPointで資料を作ることがとても好きだ。
それが例え困難を伴う状況だとしても。
多分、PowerPointで作るスライド資料は、言葉を使うこととデザインの2本立てという、美味しいとこどりができるから、余計にワクワクできるのかもしれない。
これまで私は、自分の業務の中で資料を作ってきた。
当然、中身をよく理解して、何なら自分の考えを表現する手段だったのかもしれない。
自分の頭の中や、自分の業務の中のことを形にして表に出すことは難しいけれど簡単だった。
表現したい側の正解はこちらにあったから、好きなように作ることができた。
でも、頼まれて作ることはこれまでとは全然違っていた。
私がよかれと思って提案したことが通らない。
とりあえず、文章を固めてほしいとお願いしても、レイアウトが決まってからそこにあてはめていくから、と言われてしまう。
挙げ句に提案したレイアウトは何の断りもなく変更されてしまう。
もっと私に力があったなら、もっと早く作業ができたなら、この状況は違ってくるのかもしれない。
戸惑いと憤りとやるせなさを抱えているのは確かだけれど、それでもどこか楽しみながら作っている自分がいる。
正直、ネット環境を始めとした制作環境に制約が大きいので、試したいことが試せないとか、使いたい機能が使えないとか、いろいろあるのだけど、その制約すら乗り越えようとしている自分がいて。
そして、依頼主が伝えたいと思っていること、伝えなければならないことを考えながら作業してブラッシュアップさせていくことは、これまでにない充実感に似た感触がある。
私として表現しない作品を作る。
誰かに成り代わって作ることは、想像以上に難しい。
アイディアがなかなか浮かんてこないし、四六時中これは依頼主の思いにフィットするのだろうかと考え続けなければならない。
自分にとっては正解だと思っていても、そうではないことがあることを肝に銘じておかないといけないのだ。
でも、そのおかげで自分らしくない表現にも挑戦することができるとも言える。
これって、すごく成長のチャンスなんじゃないだろうか。
私らしくない表現でも、依頼主の希望であれば当然取り入れなければならない。
そんな風に言葉を考えて選んだり、デザインを組み立てていくことは困難だけど楽しい。
これまで私はこうして自分のことを自分の立場で書いてきたけれど、そこを一歩超えて、自分以外の立場でも書いていけるようになりたい。
まだまだ稚拙だけど、何かサンプルを作ってみたいので、お題を提供していただける方はコメント欄かX(旧Twitter)もしくはWemake内で教えてくださいね。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?